～ハードウェア、ソフトウェアのソリューションを柔軟性と拡張性を備えるシャーシ1台で実現～

■簡単にアップグレード可能な柔軟性に優れたモジュール型システム
■従来のアナログ、デジタル無線規格に加えて、LTEなどの次世代要件もサポート
■最大160MHzの信号生成と解析帯域幅

東京、2016年4月8日発 – キーサイト・テクノロジー合同会社（職務執行者社長：チエ ジュン、本社：東京都八王子市高倉町9番1号）は、公共／業務用無線から軍事通信向けに業界初のアナログ／デジタル無線機テスト・リファレンス・ソリューションおよび無線機テスト用オーディオライブラリを発表します。キーサイトのリファレンスソリューションを使用すると、主要無線テスト測定機能をすぐに評価し、検証、製造、品質管理用テストシステムに簡単に統合できます。

新たに無線機器を開発する設計や製造会社は、マルチチャネルや広帯域幅といった新しいテクノロジーと従来の規格を組み合わせる際に、長期間にわたる支援が必要な難しい課題に直面します。新しい無線テスト・リファレンス・ソリューションは、柔軟性に優れ、簡単にアップグレードができるモジュール型測定器を採用しているため、システム全体を変更することなく、新機能の追加や性能の強化に対応できます。

当社マイクロ波・コミュニケーション事業部マーケティングマネージャーであるMario Narduzziは、次のように語っています。「無線機テスト・リファレンス・ソリューションは、ハードウェアとソフトウェアを組み合わせ特定のテストアプリケーション向けのシステム構成を提供する、当社が注力している取り組みの1つです。このソリューションでは、柔軟性に優れ、アップグレードが可能なテスト・システム・アーキテクチャーとサンプルを結合することで、アナログ無線とデジタル無線のどちらの場合でも、ソリューションの評価と統合を迅速に行えるようにしています。」

リファレンスソリューションは、従来のアナログ／デジタル無線規格に加えて、最新の通信規格にも対応しており、規格に準拠した信号の生成と解析をサポートします。より広いデータ帯域幅を提供する次世代の公共/業務用無線向けのLTEもサポートしています。リファレンスソリューションは、カスタム波形の生成と解析も実行し、27GHzまでのスプリアスエミッション測定など、高度な機能にも対応します。

リファレンスソリューションを構成するモジュールは、手頃な価格のM9290A CXA-mシグナル・アナライザから高性能のM9393A PXIe高性能ベクトル・シグナル・アナライザまで多岐にわたるオプションから選択できます。ソフトウェアオプションには、当社のXシリーズ 測定アプリケーションが含まれ、AM、FM、およびAPCO P25信号、TETRA信号などのデジタル無線の共通標準測定セットに対応します。また、M9560A無線機テスト用オーディオライブラリを使用すると、オーディオ信号の生成と解析にかかる時間を短縮できます。