不活性金属上での硬化、耐熱性の向上、油面接着性の向上、
嫌気性ねじゆるみ止め接着剤“ロックタイト”2製品をバージョンアップ

ドイツの化学・日用品メーカー ヘンケルの日本法人ヘンケルジャパン株式会社（本社：東京都品川区　社長：アーント・ピッカー）のジェネラルインダストリー事業本部では、2009年11月中旬から、不活性金属表面との硬化性能、耐熱性、油面接着性を向上させた嫌気性ねじゆるみ止め接着剤「ロックタイト263」（高強度）を発売します。また同時に現行の嫌気性接着剤「ロックタイト243」（中強度）についても同様の性能を向上させ、リニューアル発売します。
軽量化や強度の問題から利用が増加したステンレスやアルミ、メッキなどの不活性金属面に対して著しく硬化性能を向上させ、従来品では得られにくかった速硬化性を実現しました。
また、最高使用温度を150℃から20％向上し、180℃の環境でも使用することができます。さらに油面接着性を向上し、軽度の油汚れがある接着面でも十分に接着が可能になります。これらの3つの点を向上することによって、さらに多くのアプリケーションへの使用が可能となります。現行の243は新しい243へ、270は新しい263へ、随時切り替えて販売いたします。

当社は、今後もユーザーのニーズに対応し、既存製品の改善を進めるとともに、新製品の開発、アプリケーションの提案を進めていきます。

■製品概要
【ロックタイト243】
固着時間20分
温度範囲-55〜180℃
色青
販売容量50ml／250ml

【ロックタイト263】
固着時間20分
温度範囲-55〜180℃
色赤
販売容量50ml／250ml