電源ラインで音声通信が可能な「PLC(電力線通信)音声通信ソリューション」を開発
2017/05/18
ルネサス エレクトロニクス(株)
ルネサス エレクトロニクス株式会社(代表取締役社長兼CEO:呉 文精、以下ルネサス)は、既存の電力線網に、データ通信だけでなく新たに音声通信の混在を可能にする「PLC(Power Line Communication)音声通信ソリューション」を開発しました。ビル内の省配線化が可能になり、館内放送やセキュリティシステムの構築、施工後のメンテナンスのコストを低減します。本ソリューションは、PLCの送受信を処理するLSI「R9A06G037」(量産中)と、音声コーデックを処理するマイクロコントローラ「RX651」(量産中)を組み合わせ、(1)同一電力網でデータ通信と混在しても、安定した音声通信を実現できるよう、音声送信時の優先制御により音の途切れ(遅延揺らぎ)をほぼゼロに抑制する技術を開発しました。また、(2)通信の中継なしで1km以上の長配線も可能であり、今回、(3)システム開発を短縮できるようソフトウェアとリファレンスボードを試作しました。今後、これらをソリューションとして製品化し、2017年9月頃より順次、提供していく予定です。
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