Kronosプラットフォームを発表、セルのキャラクタライゼーションと解析に対応
2013/03/05
シーメンスEDAジャパン株式会社
メンター・グラフィックス・コーポレーション(本社: 米国オレゴン州、以下メンター・グラフィックス)は、セル・キャラクタライゼーションと解析のためのプラットフォームとして、Kronosを発表しました。Kronosは、最先端の統合環境で、標準セルやI/O、複雑なセルのパフォーマンス・モデルを正確かつ迅速に生成します。正しくキャラクタライズしたライブラリがなければ、設計プロジェクト全体がリスクにさらされます。また、適切なコーナー条件で設計しなかったり、特定の動作電圧を使用しなかったりすると、消費電力が増加してタイミング収束に時間がかかり、チップ面積の増大や設計期間の長期化を招きます。
■正確なモデル
45nm以降では、速度と消費電力は、電圧やノイズなどの環境条件に敏感に反応します。このため、設計を成功させるには、適切な条件で正確なモデルを生成することが不可欠です。Kronosプラットフォームは、正確で完全なタイミングモデルとパワーモデルを素早く生成するとともに、耐ノイズ性やシグナル・インテグリティのための独自の手法を採用することによって、故障解析まで検出されなかったような設計問題の発生を回避します。
■高いスループット
Kronosの高度なアルゴリズムと効率的な分散処理によって、キャラクタライズに要する時間が数週間から数日に短縮します。Kronosプラットフォームは、キャラクタライズをしている間、継続的にSPICEシミュレーションをモニタし、何度もデータチェックを実行します。問題が検出されるとリカバリ・メカニズムがモデル結果とシミュレーションをピンポイントで特定するため、TATを大幅に短縮します。
■Kronos Characterizer
Kronos Characterizerは、標準セルや複雑なセル、I/Oパッド、カスタムマクロに対応した、高スループットの汎用セルライブラリ・キャラクタライゼーション・ツールです。Kronosプラットフォームは、クラス最高のEldo® Classic SPICEシミュレータと緊密に統合されており、高い性能を発揮します。幅広いセル・キャラクラライゼーションに最適化されたEldo Classicは、シミュレーションのTATを短縮するとともに、業界で最も正確な結果を提供します。ライブラリ・キャラクタライゼーションをサポートするEldoシミュレータを通じてキャラクタライゼーションの合計時間が短縮されるため、Kronos CharacterizerとEldo Classicを緊密に統合することで性能が改善されます。
■Kronos Analyzer
Kronos Analyzerは、外部サプライヤのライブラリを認証するかライブラリモデルを社内で開発するかに関わらず、高品質ライブラリの構築を保証するライブラリ解析および検証ツールです。設計エンジニアやライブラリ認証チームはこのツールを使用して、性能や面積、電力など設計に極めて重要な特性を含む複雑なASICセルライブラリを比較、検証できます。Kronos Analyzerは、ライブラリ検証と最適化のためのあらゆるセル・キャラクタライゼーション・ソリューションと併用可能です。
■「顧客は、高度で堅牢な標準セルライブラリ解析とキャラクタライゼーションが重要であることを理解しています。メンター・グラフィックスのSPICEシミュレータであるEldoは、セル・キャラクタライゼーション向けに最適化されており、長年にわたり代表的なソリューションとして使用されてきました。そして今、Eldoをクラス最高のキャラクタライゼーション技術と緊密に統合し、最適な性能と精度を実現することができました。」メンター・グラフィックス、Deep Submicron Division (DSM)、Vice President and General Manager、Robert Humは、上記のように述べています。
■正確なモデル
45nm以降では、速度と消費電力は、電圧やノイズなどの環境条件に敏感に反応します。このため、設計を成功させるには、適切な条件で正確なモデルを生成することが不可欠です。Kronosプラットフォームは、正確で完全なタイミングモデルとパワーモデルを素早く生成するとともに、耐ノイズ性やシグナル・インテグリティのための独自の手法を採用することによって、故障解析まで検出されなかったような設計問題の発生を回避します。
■高いスループット
Kronosの高度なアルゴリズムと効率的な分散処理によって、キャラクタライズに要する時間が数週間から数日に短縮します。Kronosプラットフォームは、キャラクタライズをしている間、継続的にSPICEシミュレーションをモニタし、何度もデータチェックを実行します。問題が検出されるとリカバリ・メカニズムがモデル結果とシミュレーションをピンポイントで特定するため、TATを大幅に短縮します。
■Kronos Characterizer
Kronos Characterizerは、標準セルや複雑なセル、I/Oパッド、カスタムマクロに対応した、高スループットの汎用セルライブラリ・キャラクタライゼーション・ツールです。Kronosプラットフォームは、クラス最高のEldo® Classic SPICEシミュレータと緊密に統合されており、高い性能を発揮します。幅広いセル・キャラクラライゼーションに最適化されたEldo Classicは、シミュレーションのTATを短縮するとともに、業界で最も正確な結果を提供します。ライブラリ・キャラクタライゼーションをサポートするEldoシミュレータを通じてキャラクタライゼーションの合計時間が短縮されるため、Kronos CharacterizerとEldo Classicを緊密に統合することで性能が改善されます。
■Kronos Analyzer
Kronos Analyzerは、外部サプライヤのライブラリを認証するかライブラリモデルを社内で開発するかに関わらず、高品質ライブラリの構築を保証するライブラリ解析および検証ツールです。設計エンジニアやライブラリ認証チームはこのツールを使用して、性能や面積、電力など設計に極めて重要な特性を含む複雑なASICセルライブラリを比較、検証できます。Kronos Analyzerは、ライブラリ検証と最適化のためのあらゆるセル・キャラクタライゼーション・ソリューションと併用可能です。
■「顧客は、高度で堅牢な標準セルライブラリ解析とキャラクタライゼーションが重要であることを理解しています。メンター・グラフィックスのSPICEシミュレータであるEldoは、セル・キャラクタライゼーション向けに最適化されており、長年にわたり代表的なソリューションとして使用されてきました。そして今、Eldoをクラス最高のキャラクタライゼーション技術と緊密に統合し、最適な性能と精度を実現することができました。」メンター・グラフィックス、Deep Submicron Division (DSM)、Vice President and General Manager、Robert Humは、上記のように述べています。