5000Vまでのパルス電圧をインバータ、モータなどのコイルに与え、コイルの断線やショート、絶縁不良及びインダクタンスの変化などを試験できる、インパルス・ウィンディング・テスタ　｢IWT-5000」の発売を開始した。高電圧で幅の狭い（エネルギー量の小さい）インパルス電圧を、500〜5000Vの範囲でプログラマブルにコイルに与えることで、被試験コイルに与えるダメージを小さくした。測定用に自動スケーリング機能を装備した他、コロナ放電などの絶縁不良を検査するための４種類の自動判定機能を持っている。
コイル、トランスメーカの開発、製造を中心に、液晶ディスプレイメーカ向けのインバータモジュールや自動車メーカのモータなどのアプリケーションへの販売を目指す。標準価格で78万円からとなっている。

「主な仕様」
■ 印加電圧　500〜5000V
■ 印加エネルギー　最大　0.25J
■ インダクタンス試験範囲　20μH以上
■ サンプリングスピード　8bit 10ns (100Mhz)
■ サンプリングメモリ　5000Byte
■ インプットインピーダンス　10MΩ
■ 画面　カラー　TFC-LCD　5.7インチ　320x240
■ PCリンクインターフェイス　USB　2.0
■ 4種類の自動判定方式を装備