2011年11月8日[NASDAQ: MCHP] — マイクロコントローラ、アナログ、Flash-IPソリューションのトッププロバイダであるマイクロチップテクノロジー社(日本支社：神奈川県横浜市港北区新横浜、代表：渡辺敏弘以下マイクロチップ社)は本日、同社初の計装アンプ、MCP6N11を発表しました。この新しい計装アンプは、マイクロチップ社独自のmCal技術を採用しています。低い初期オフセット電圧とオフセットドリフト制御を可能にする内蔵校正回路によって、時間が経過し温度が変化しても高い精度を保ちます。MCP6N11の低消費電力CMOSプロセス技術は、ゲイン帯域幅積500 kHzを達成しながら消費電力を低く抑え、また、省電力効果をさらに高めるためのハードウェアシャットダウンピンを備えています。1.8 Vの低電圧動作でも動作が可能であり、1.5 Vバッテリ2個が劣化しても動作可能です。また、低電圧動作時でも、レールツーレール入出力動作によってフルレンジが利用可能です。MCP6N11計装アンプは、信号/センサコンディショニングや計測等、コンシューマ、インダストリ、医療分野のアプリケーションに最適です。

MCP6N11は、これらの分野のアプリケーションで求められる高精度、低消費電力、低電圧性能のニーズに応えます。MCP6N11が採用するmCal技術は、時間経過と温度変化によるドリフトを最小限とする高精度な手法です。さらに、低消費電力動作/シャットダウン機能により、一定の速度と動作条件での所要電流が低く抑えられる結果、バッテリ寿命を延長でき、発熱を抑制できます。MCP6N11のレールツーレール入出力での低電圧動作は、ダイナミックレンジを拡張でき、全動作電圧レンジにわたって性能が向上します。
「このデバイスは、高い性能が要求される信号コンディショニングアプリケーションを競争力のある価格で実現する画期的なソリューションです」とマイクロチップ社のアナログおよびインターフェイス製品担当副社長Bryan J. Liddiardは述べています。「この製品にmCal技術を採用した事は、マイクロチップ社が積極的に技術革新に取り組んでいる証であり、弊社のお客様に確実な競争力を提供します。」

開発サポート
MCP6N11計装アンプは、マイクロチップ社のMCP6N11ホイートストンブリッジリファレンスデザイン(製品番号: ARD00354)でサポートします。ボードはhttp://www.microchip.com/get/JLR1からご購入いただけます。

パッケージおよび在庫/供給状況
MCP6N11 CMOS計装アンプは、10,000個単位で注文可能で、8ピンSOICパッケージと8ピン2 mm x 3 mm TDFNパッケージで提供します。現在、サンプル品のご注文はhttp://www.microchip.com/get/ATG7で、量産用のご注文はhttp://www.microchip.com/get/JLR1で承っております。詳細は、マイクロチップ社または正規販売代理店にお問い合わせいただくか、マイクロチップ社のウェブサイト(http://www.microchip.com/get/KQ76)をご覧ください。本プレスリリースに記載された製品をご購入いただくには、microchipDIRECTのウェブサイトにアクセスするか、マイクロチップ社の正規販売代理店にご連絡ください。