このBLDCモーターは可変バルブリフト機構向けに特別に設計されたもので、その高トルクによってバルブを電動式で高速駆動させることができます。非常にコンパクトで、現在BMWのValvetronicシステムに使用されているほか、超小型であるため、エンジンブロックに簡単に取り付けられます。
ソンスボー社の子会社であるMMT（Moving Magnet Technologies）社が開発し特許を取得した電磁技術、6コイル3相モータの採用により、ピーク最大トルク1.2 Nm超、機械動力180 W超、ピーク時回転速度最大10,000回転/分という非常に優れた性能を発揮します。
また高分解能位置センサを搭載しているため、高精度の位置制御が可能です。このダイレクトドライブ電動モータは、BLDCの標準制御方式に対応しており、したがって、既存の各種ECU（エンジンコントロールユニット）に簡単に組み込めます。
言い換えれば、5642型モータは、極めて大きな振動応力・熱応力を伴うため、コンパクトな外形寸法で高度の位置制御を要するモーターやトランスミッション用途などの自動車アプリケーションに特に適しています。
ソンスボー社は、2011年5月18日〜20日にパシフィコ横浜で開催される人とくるまのテクノロジー展2011に新型の直流ブラシレスモーター（BLDC）「5642シリーズ」を出展します。