常に革新を目指す仏ラゼレック社
2013/01/08
フランス大使館 企業振興部
ケーブルマーキング装置の恒常的な改善を追求するラゼレック(LASELEC)社が、ケーブルの切り落としを節減する新しい装置を開発しました。矢継ぎ早のイノベーションにより、ラゼレック社は航空機および産業用ケーブルマーキング装置の設計における世界標準の地位にまで成長しました。
2012年、ラゼレック社はそのイノベーション方針の推進と発展意欲により、省間特別基金(FUI: Fonds Unique Interministeriel)の一環である連携協力プロジェクト「VESUVE」に参加しました。このプロジェクトは、実施期間にわたって欧州地域開発基金(FEDER)の財政支援を受けます。同プロジェクトはその革新性とそれにより産み出される経済活動によって選定されました。これらのイノベーションは、産業用マーキングの新たな基準を策定し、現在および将来の関連市場に明らかな技術進歩をもたらすことによって、未来を拓くものです。
ケーブル線種を変更し生産を行う場合、線種毎初回のみ最大1mの空白部分(=ムダ)が発生します。そのため、航空機用電線のような高価な電線の場合、この「ムダ」が与えるコストインパクトは少なくありません。
UV-Laser業界において世界的リーダーであるラザレック社が開発したシステムでは、このムダ部分を大幅に減少させることが可能です。オートフィーディングシステムを搭載した「ULYS Modena(ユリス・モデナ)」ケーブルマーキングシステムの場合、ムダとなる切り落とし長は、僅か4〜12cm程です。このシステムは、シングルスプール/マルチスプールの別を問わず、どちらのタイプへも取り付けが可能です。しかも、ラゼレック社が導入しているイノベーション発展プログラム(PEI)により、すでに導入済みのULYS Modena全機種に後付けすることも可能です。
電線識別にUVレーザーを使用することは、現在、民需・官需の多くのプロジェクトで幅広く利用されています。装置の剛性、信頼性の高い電線搬送装置、切断システムにより、消えることのないマーキングを実現すると共に、絶縁体を傷つけることもありません。
ULYS Modenaシリーズは、少量生産用として充分な生産スピードを備えているベーシックモデルのULYS 110から、他に類を見ない圧倒的な生産性が得られるULYS 990まで、ケーブルマーキングのあらゆるニーズに完全にお応えします。
また、航空機の改造・整備・修理に携わるセクションでも益々この技術に注目が集まってきています。
MRO 200は、ラゼレック社が特にこれらのニーズに応えるために開発した製品です。中小規模のシリーズ生産およびユニット生産向け工場を対象としながらも、リワーク作業にも使用することができます。
ULYS Modenaおよび「MRO 200」レーザーマーキング装置はコンピュータ制御されており、トレーサビリティ機能も備えています。これらは、使い易さと高い信頼性と高機能性を兼ね備えています。最近、両シリーズをさらに充実させる新機種が加わりました。
UVレーザーによるダイレクトマーキングのもう一つの長所は、装備対象機器の重量に影響を及ぼすケーブル重量の軽量化であり、これによりエネルギーコストを低減することができます。すでにケーブルのダイレクトマーキングは航空機製造分野におけるスリーブに徐々に取って代わるようになりました。産業用車両や高級車、レースカーやラリー車の配線工場も、その特長を考慮してラゼレックの機器を活用しています。また一部の国では鉄道業界も採用に踏み切っており、ボンバルディア・トランスポーテーションなどがそれです。
世界で活躍するラゼレック(LASELEC):
ラゼレック社のケーブルマーキング装置は世界の主要な航空機メーカーで採用されています。(Agusta Westland、Airbus、BAE Systems、Bell Helicopters、Boeing、Bombardier、Cessna、 Changhe Aircraft、EADS、Embraer、Eurocopter、Gulfstream、HAL、Keystone Helicopter、Lockheed Martin、 Mig、Northrop Grumman、 Shanghai Aircraft、Shenyang Aircraft、Sikorsky)
ラゼレック社の輸出は売上げ高全体の80%を占め、特にアジアとアメリカ大陸に集中しています。2004年以来インドに進出しており、インドの大手企業各社に機器を納入しています。2011年から2012年にかけては、HALグループ及びその下請け(ROSSELや仏米グループAMPHENOL-SEFEEなど)への新規納入が決まりました。
日本では…
ラゼレック製品の信頼性と顧客サービスの品質は世界中で定評があり、特に日本では大手グループも信頼を寄せており、2011年に顧客サポートオフィスを開設しました。(富士重工業、ジャムコ、三菱重工、三友工業、住友電装)
その他の国々では…
中国では諾典科技有限公司、上海航空機製造、昌河飛機工業公司、瀋陽飛機工業集団といった数々のクライアントを抱えており、同国での交換部品の在庫も扱う顧客サポートオフィスの開設を予定しています。
一方、アメリカ大陸ではすでに順調に進出を果たしており、アメリカのダラス、メキシコのケレタロのオフィスからラゼレック社の製品と高品質の顧客サービスを提供しています。
ラゼレック社は2013年、パリ航空ショー、モスクワのMAKS(国際航空宇宙サロン)、NBAA(全米ビジネス航空協会)大会、同じく米国のHELI-EXPOといったさまざまな国際見本市に参加します。
2012年、ラゼレック社はそのイノベーション方針の推進と発展意欲により、省間特別基金(FUI: Fonds Unique Interministeriel)の一環である連携協力プロジェクト「VESUVE」に参加しました。このプロジェクトは、実施期間にわたって欧州地域開発基金(FEDER)の財政支援を受けます。同プロジェクトはその革新性とそれにより産み出される経済活動によって選定されました。これらのイノベーションは、産業用マーキングの新たな基準を策定し、現在および将来の関連市場に明らかな技術進歩をもたらすことによって、未来を拓くものです。
ケーブル線種を変更し生産を行う場合、線種毎初回のみ最大1mの空白部分(=ムダ)が発生します。そのため、航空機用電線のような高価な電線の場合、この「ムダ」が与えるコストインパクトは少なくありません。
UV-Laser業界において世界的リーダーであるラザレック社が開発したシステムでは、このムダ部分を大幅に減少させることが可能です。オートフィーディングシステムを搭載した「ULYS Modena(ユリス・モデナ)」ケーブルマーキングシステムの場合、ムダとなる切り落とし長は、僅か4〜12cm程です。このシステムは、シングルスプール/マルチスプールの別を問わず、どちらのタイプへも取り付けが可能です。しかも、ラゼレック社が導入しているイノベーション発展プログラム(PEI)により、すでに導入済みのULYS Modena全機種に後付けすることも可能です。
電線識別にUVレーザーを使用することは、現在、民需・官需の多くのプロジェクトで幅広く利用されています。装置の剛性、信頼性の高い電線搬送装置、切断システムにより、消えることのないマーキングを実現すると共に、絶縁体を傷つけることもありません。
ULYS Modenaシリーズは、少量生産用として充分な生産スピードを備えているベーシックモデルのULYS 110から、他に類を見ない圧倒的な生産性が得られるULYS 990まで、ケーブルマーキングのあらゆるニーズに完全にお応えします。
また、航空機の改造・整備・修理に携わるセクションでも益々この技術に注目が集まってきています。
MRO 200は、ラゼレック社が特にこれらのニーズに応えるために開発した製品です。中小規模のシリーズ生産およびユニット生産向け工場を対象としながらも、リワーク作業にも使用することができます。
ULYS Modenaおよび「MRO 200」レーザーマーキング装置はコンピュータ制御されており、トレーサビリティ機能も備えています。これらは、使い易さと高い信頼性と高機能性を兼ね備えています。最近、両シリーズをさらに充実させる新機種が加わりました。
UVレーザーによるダイレクトマーキングのもう一つの長所は、装備対象機器の重量に影響を及ぼすケーブル重量の軽量化であり、これによりエネルギーコストを低減することができます。すでにケーブルのダイレクトマーキングは航空機製造分野におけるスリーブに徐々に取って代わるようになりました。産業用車両や高級車、レースカーやラリー車の配線工場も、その特長を考慮してラゼレックの機器を活用しています。また一部の国では鉄道業界も採用に踏み切っており、ボンバルディア・トランスポーテーションなどがそれです。
世界で活躍するラゼレック(LASELEC):
ラゼレック社のケーブルマーキング装置は世界の主要な航空機メーカーで採用されています。(Agusta Westland、Airbus、BAE Systems、Bell Helicopters、Boeing、Bombardier、Cessna、 Changhe Aircraft、EADS、Embraer、Eurocopter、Gulfstream、HAL、Keystone Helicopter、Lockheed Martin、 Mig、Northrop Grumman、 Shanghai Aircraft、Shenyang Aircraft、Sikorsky)
ラゼレック社の輸出は売上げ高全体の80%を占め、特にアジアとアメリカ大陸に集中しています。2004年以来インドに進出しており、インドの大手企業各社に機器を納入しています。2011年から2012年にかけては、HALグループ及びその下請け(ROSSELや仏米グループAMPHENOL-SEFEEなど)への新規納入が決まりました。
日本では…
ラゼレック製品の信頼性と顧客サービスの品質は世界中で定評があり、特に日本では大手グループも信頼を寄せており、2011年に顧客サポートオフィスを開設しました。(富士重工業、ジャムコ、三菱重工、三友工業、住友電装)
その他の国々では…
中国では諾典科技有限公司、上海航空機製造、昌河飛機工業公司、瀋陽飛機工業集団といった数々のクライアントを抱えており、同国での交換部品の在庫も扱う顧客サポートオフィスの開設を予定しています。
一方、アメリカ大陸ではすでに順調に進出を果たしており、アメリカのダラス、メキシコのケレタロのオフィスからラゼレック社の製品と高品質の顧客サービスを提供しています。
ラゼレック社は2013年、パリ航空ショー、モスクワのMAKS(国際航空宇宙サロン)、NBAA(全米ビジネス航空協会)大会、同じく米国のHELI-EXPOといったさまざまな国際見本市に参加します。
