鞭打ち損傷を抑えるPAM-CRASH 2G用ダミー
2007/12/25
フランス大使館 企業振興部
ESIグループは、PAM-CRASH/PAM-SAFE 2G用「BioRID-II(後突ダミー)バージョン2.0」を発表しました。最新BioRID-IIダミーの最初の産業用バージョンは、人体と同じように関節で連結された胸腰椎(24個の椎骨)を有しています。頸部は、フレクサー/エキスパンダースプリングと平行に取り付けられたダンパー(筋肉の代用)でプリテンションがかかった状態に保たれています。腹部は水で充満され、胴部表層はソフトシリコンラバーで被覆されています。
BioRID-IIをPAM-CRASH/PAM-SAFE 2Gと組み合わせることで、まず頭が後方(頚部の過伸展)に、次いで前方(頚部の過屈曲)に激しく振れる追突事故によるむち打ち損傷を最小限に抑えるために、乗員の加速度、力、運動が正確にシミュレーションできます。衝突時に頭が横に向いた場合には、損傷がより大きくなります。
むち打ち損傷は、自動車事故で最も多い損傷です。被害者のうち7人中1人は事故から3年以上経ってもなお激しい痛みに苦しんでいます。このタイプの損傷は、重大な医学的結果(椎間関節、椎間関節、椎間板、靱帯、頸部筋肉に影響を及ぼす恐れがあるため)と高額な社会的費用を伴います。ドイツでは損害賠償請求が年間5億ユーロに上ります(ドイツ保険協会(GDV)のGerman Insurances Report 2004/2005)。むち打ち損傷を軽減し、結果的に、この金額を減らすことが乗員の安全性向上に取り組むすべてのエンジニアの課題です。
BioRID-IIダミーモデルは、胴部、頭部、頸部、脊椎すべてのレベルで行なわれた一連のコンポーネントテストとスレッド試験で妥当性が確認されています。スレッド試験は、通常のカーシートの挙動を再現するためメモリ付き可変バックレストを取り付けて、試験機上で3つの代表的なパルスで実施されました。
BioRID-IIダミーのFEモデルのレンタルライセンスについては、日本イーエスアイ株式会社にお問い合わせ戴くか、またはウェブサイトwww.esi-group.comをご覧ください。
【ESIグループの衝突試験、乗員安全、生体力学ソリューション】
衝突・安全性能試験専門家向けのバーチャル試験ソリューション「PAM-CRASH 2G」は、次の3つの主要コンポーネントからなります。まず第1に、衝突及びその他の衝撃問題に関する、物理特性に基づく最先端技術のモデルを備えたソルバ。このソルバは、特に、先進材料モデル、製造プロセスのシミュレーションの連携、エアバッグをモデル化するメッシュフリーCFD法、拡張性の高い並列解法を提供します。第2のコンポーネントはVisual Environmentで、これは、生産性が高いCAEプロセスの自動化製品セットです。第3は、衝突試験用ダミー、インパクター、バリア、独自の人体モデル一式を含む、妥当性が確認されている計算モデルです。
■お問合せ先
日本イーエスアイ株式会社 営業本部 福島
TEL: 03-6407-2347(代表) Email: hf@esi.co.jp
Webサイト www.esi.co.jp/
BioRID-IIをPAM-CRASH/PAM-SAFE 2Gと組み合わせることで、まず頭が後方(頚部の過伸展)に、次いで前方(頚部の過屈曲)に激しく振れる追突事故によるむち打ち損傷を最小限に抑えるために、乗員の加速度、力、運動が正確にシミュレーションできます。衝突時に頭が横に向いた場合には、損傷がより大きくなります。
むち打ち損傷は、自動車事故で最も多い損傷です。被害者のうち7人中1人は事故から3年以上経ってもなお激しい痛みに苦しんでいます。このタイプの損傷は、重大な医学的結果(椎間関節、椎間関節、椎間板、靱帯、頸部筋肉に影響を及ぼす恐れがあるため)と高額な社会的費用を伴います。ドイツでは損害賠償請求が年間5億ユーロに上ります(ドイツ保険協会(GDV)のGerman Insurances Report 2004/2005)。むち打ち損傷を軽減し、結果的に、この金額を減らすことが乗員の安全性向上に取り組むすべてのエンジニアの課題です。
BioRID-IIダミーモデルは、胴部、頭部、頸部、脊椎すべてのレベルで行なわれた一連のコンポーネントテストとスレッド試験で妥当性が確認されています。スレッド試験は、通常のカーシートの挙動を再現するためメモリ付き可変バックレストを取り付けて、試験機上で3つの代表的なパルスで実施されました。
BioRID-IIダミーのFEモデルのレンタルライセンスについては、日本イーエスアイ株式会社にお問い合わせ戴くか、またはウェブサイトwww.esi-group.comをご覧ください。
【ESIグループの衝突試験、乗員安全、生体力学ソリューション】
衝突・安全性能試験専門家向けのバーチャル試験ソリューション「PAM-CRASH 2G」は、次の3つの主要コンポーネントからなります。まず第1に、衝突及びその他の衝撃問題に関する、物理特性に基づく最先端技術のモデルを備えたソルバ。このソルバは、特に、先進材料モデル、製造プロセスのシミュレーションの連携、エアバッグをモデル化するメッシュフリーCFD法、拡張性の高い並列解法を提供します。第2のコンポーネントはVisual Environmentで、これは、生産性が高いCAEプロセスの自動化製品セットです。第3は、衝突試験用ダミー、インパクター、バリア、独自の人体モデル一式を含む、妥当性が確認されている計算モデルです。
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TEL: 03-6407-2347(代表) Email: hf@esi.co.jp
Webサイト www.esi.co.jp/
