ヒルシャー社（本社：ドイツハッターサイム/ CEO: ハンス･ユルゲン･ヒルシャー）ははこのほど産業用通信コントローラnetX シリーズを搭載した開発･評価ボードNXEB 100-NET にてCC-Link V2.00 の認証を取得致しました。netX の持つ様々な機能により新たにCC-Link 対応機器を開発されるメーカーは柔軟な設計を選択できるとともに、netX シリーズ既存採用機器メーカーにおいてもCC-Link の実装及び認証取得が可能となります。

netXはARM9を内蔵し、各種ペリフェラルと共に様々な産業用通信インターフェースに対応した多機能マルチプロトコルASICであり、ファームウェアを交換する事により共通プラットフォーム上で各種産業用イーサネットやフィールドバスに対応する事が可能です。既にPROFINET、EtherNet/IP、EtherCAT、SERCOS-?、Powerlink 、PROFIBUS、DeviceNet、CANopen、CompoNet 等をサポートしており、今回日本国内で高いシェアを持つCC-Link が加わる事により、netX を採用している既存機器ベンダーは従来と共通のホストインターフェースのままCC-Link 通信オプションを手にする事ができます。又、新規にCC-Link 採用を検討しているベンダーにとっても他ネットワークへの需要が高まった際にも同じく共通のプラットフォームで迅速なマーケティング展開が行えます。更にnetX内蔵ARM9 へのアプリケーションの実装及び各種機能を利用する事により、省コスト･省部品化されたインテリジェント･シングルチップ･ソリューションを日本国内のみならず中国や韓国をはじめとしたアジア市場、及び欧米市場への展開を可能とします。

netXはハイエンドアプリケーション向けnetX 100 / netX 500 と主にスレーブ機器をターゲットとしたnetX 50、更に廉価版通信コントローラとしてのnetX 5 という4 タイプが現在リリースされており、PLC、HMI、リモートIO、サーボドライブや、センサーといった産業用機器全般で採用されています。又、netX をベースにした組込みモジュール、PC カード、ゲートウェイも準備しており、機器ベンダーは要求に適したソリューションを選択できます。

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