オスラム オプトセミコンダクターズのSFH 5712は、人間の目に近い受光感度特性で周囲の明るさを検知します。I2Cインターフェースを持ち、デバイスの容易な制御が可能です。追加の制御コマンドを必要とせず、センサ内の集積回路が1秒間に、2度の計測を行い、照度3〜65,000 lxの測定値を返すことが可能です。データ転送レートに関して、I2C標準仕様だけではなく、最高3.4MHzの高速データ転送レートを提供できる唯一のセンサです。このセンサは4つの端子があり、2 x 2 x 0.7mmの小型サイズです。モバイルアプリケーションに最適なデバイスとなっています。

オスラム オプトセミコンダクターズ シリコンディテクター開発マネージャー Dr. Werner Kuhlmannは次のように語ります。「オスラムのデジタル照度センサは正確なルクス値をデジタル処理するため、出力信号から複雑な計算をする必要がありません。これにより、アプリケーションで1つの処理を省くことができます。また、これは例えば蛍光灯が出すような主電源に関連した50〜60Hzの光には反応しません。」このセンサの消費電力は非常に小さく、動作時150MicroA、スタンバイモード時1.5MicroAです。

SFH 5712は主に、常に周辺光に応じてディスプレイの明るさを調整するようなモバイルアプリケーション向けの製品です。これにより、電池の充電間隔が延び、結果としてデバイスの製品寿命が向上します。携帯電話、PDA、ナビゲーションデバイス、ネットブックやデスクトップパソコンなどのアプリケーションに適しています。さらに、周辺光に応じた明るさ調整がディスプレイの見やすさを向上させます。衛星ナビゲーションデバイスの見やすいディスプレイは、非常に便利なだけでなく安全面でも重要です。

オスラムは、初のデジタル照度センサを製品ラインナップに追加することで、幅広い要求に対応し、あらゆる用途に適切なセンサを提供します。


オスラム オプトセミコンダクターズについて

オスラムはシーメンスのグループ会社で、 2大照明メーカーのひとつです。その全額出資会社であるオプトセミコンダクターズは、ドイツ・レーゲンスブルクに本社を置き、可視光・赤外発光ダイオード、高出力レーザダイオード、センサを取り扱っています。生産拠点をドイツ・レーゲンスブルクとマレーシア・ペナンに、北米の営業拠点をアメリカ・サニーベールに、アジアの営業拠点を香港に置き、世界中にセールスオフィスがあります。2008年度は4,600人以上の従業員を擁し、売上は5億2900万ユーロを超えました。
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