オスラム オプトセミコンダクターズのLEDが、多様な専門技術を提供する3M社の、携帯電話やカメラに接続できる新しいマイクロプロジェクタに採用されました。小型、高出力、低消費電力のLEDは、マイクロプロジェクタ開発の主要な課題であり、これは他の光源では実現できませんでした。これにより、1m以上のスクリーンサイズを実現します。

3M社製の新ポケットプロジェクター MPro120は、携帯電話ほどのサイズで、簡単に写真やビデオを壁に投影することができます。オスラム オプトセミコンダクターズのOSTAR SMTが、3M社の要望に応える光源として採用されました。OSTAR SMTを使用したこのプロジェクタはイメージを1m以上のスクリーンに投影することができます。また、MPro120はデジタルカメラやノート型パソコンなど他のデバイスと、AV入力端子を使用して接続することも可能です。

小型かつ経済的で優れた演色性
オスラム オプトセミコンダクターズ マーケティングマネージャー Wolfgang Schnabelは次のように語ります。「Thinfilm素子技術と特別に開発されたLEDモジュールによって、非常に小さなスペースから高出力発光が可能になりました。また、このLEDは消費電力が小さく、プロジェクタのバッテリーを節約できるため、動作時間がさらに長くなりました。これはモバイルアプリケーションにとって非常に重要な要素です。」

3M社の光学エンジンとオスラム オプトセミコンダクターズのLEDを組み合わせることで、プロジェクタは、1Wあたり10 lmを超える高発光効率を実現しています。この製品は緑色チップ2個と赤色チップ、青色チップ1個ずつという、マルチチップで構成されており、優れた演色性を実現しているため、高水準プロジェクションに対応しています。

3M Deutschland GmbH 市場開発マネージャー Kay-Uwe Schenke氏は次のように語ります。「昨年、3M社はLED技術を使用したマイクロプロジェクションに初めて着手しました。3M社の新製品ポケットプロジェクター MPro120は、お客様のニーズや要望を念頭に置いて開発されました。フルVGAに加えて、その独自の特長は、市場をリードする明るさ、内蔵スピーカー、そして照明条件に応じた20〜127cmまでの投影サイズです。これにより、モバイル用途でノート型パソコンや携帯電話と接続して、容易に使用可能です。

オスラム オプトセミコンダクターズは、各種のプロジェクションアプリケーションに適した幅広いLEDを提供しています。OSTAR Compactは、携帯電話、PDA、音楽プレーヤーなどの小型デバイス用に、OSTAR Power Projectionは、ホームシアターシステムなど高性能プロジェクション用に開発されました。このラインナップで、1〜300Wまでのプロジェクションシステムの要求に応えることができます。

オスラム オプトセミコンダクターズについて

オスラムはシーメンスのグループ会社で、 2大照明メーカーのひとつです。その全額出資会社であるオプトセミコンダクターズは、ドイツ・レーゲンスブルクに本社を置き、可視光・赤外発光ダイオード、高出力レーザダイオード、センサを取り扱っています。生産拠点をドイツ・レーゲンスブルクとマレーシア・ペナンに、北米の営業拠点をアメリカ・サニーベールに、アジアの営業拠点を香港に置き、世界中にセールスオフィスがあります。2008年度は4,600人以上の従業員を擁し、売上は5億2900万ユーロを超えました。
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