OSTAR Compact：車載分野における表面実装型LEDとライトガイドの組合わせ

オスラム オプトセミコンダクターズのOSTAR Compactは、自動車用ヘッドランプ向けに開発されました。この高出力LEDは、ライトガイドを用いるデイタイムランニングライト（DRL）の設計に最適です。コンパクトなサイズと高電流駆動能力により、既存および新規ヘッドランプの理想的な設計が可能です。LED照明として、一般的な点光源に加えて、ライトガイドを使用したライン状の設計も、わずかな個数のLEDで実現可能です。

デイタイムランニングライト(DRL)へのLEDの採用は、高級車種に限らず増加しています。このような省エネ光源は、中級車種の自動車にも急速に選ばれるようになってきています。オスラム オプトセミコンダクターズは表面実装パッケージOSTAR CompactでDRL用途へのLEDの採用を拡大しています。今ではヘッドランプの光源として、OSTAR HeadlampやOSLON ECEなど、ECE規格に適合した優れた色調で、高電流駆動LEDを提供しており、ヘッドランプメーカーの要求に対応することができます。

OSTAR Compactは消費電力 5W、駆動電流 1.4Aで、チップの表面積 2 mm²からTyp.値 300lmを達成しました。この小型で高出力な光源を用いた場合、ライトガイドシステムをわずか2個のLEDによって実現することができます。また、このLEDは理想的な熱抵抗 6K/Wを達成しており、より高熱になる自動車フロント部分で利用する場合には最適です。OSTAR Compactはリフレクタやレンズを必要としません。

オスラム オプトセミコンダクターズ オートモーティブ・マーケティング・ディレクター Peter Knittlは次のように述べています。「ライトガイドシステムは簡単なパイプ状のものから複雑な3Dまで様々な設計が可能です。点光源に変わる新たなDRL設計を可能とするのは、ほかでもない小型で高出力な光源なのです。」

表面実装パッケージにより、OSTAR Compactは扱いやすさを実現しています。また、車本体と同じ寿命を持つことで、取替えが必要なく、コストを節約できます。赤色および黄色のOSTAR Compactは、信号灯にも使用できます。