ワールドカップ競技場用のLED照明

サッカーワールドカップの10スタジアムすべてにオスラムの照明技術が導入されています。BEKA社が提供するLED照明器具LEDbeamは、特にLEDがどのようにスタジアムに演出効果を与えられるか実証しています。この照明器具はダーバンやケープタウンのスタジアムでも使用されています。ケープタウンのサッカースタジアムでは、LEDが高品質な白色の光で波形を描いています。このようなアプリケーションにおいて、Power TOPLEDやGolden DRAGON PlusシリーズのLEDはその特長を発揮します。BEKA社にとって、1つ1つのLEDの耐久性、発光効率そして狭い色範囲が、オスラムのLED技術を採用する主な理由になりました。

今年のワールドカップで南アフリカは自国が変わったこと、そして訪れる価値があることをアピールするまたとない機会を得ました。世界中から訪れる人たちに、南アフリカがいかに魅力的であるかを証明し、忘れられないワールドカップを体験してもらうため、ケープタウンのグリーン・ポイント・スタジアムは解体され、より大きく近代的に建て替えられました。スタジアムの建築様式を引き立たせるように、LEDを用いた最新の照明技術が新たに採用されました。オスラム オプトセミコンダクターズのLED技術を採用した、アフリカの大手照明プロデューサーBEKA社によって、スタジアムにLED照明器具のLEDbeamが設置されました。BEKA社のDaniel Kasper氏は次のように指摘しています。「私たちが独特でスリムな照明を構築できるように、その小さなサイズと特定の配光特性を持つLEDが、私たちが考える唯一の照明器具でした。つまり、照明が分散損失をなくして、対象エリアのみを照らすということです。」2つの均一なライン照明から構成される照明器具は、ケープタウンの夜空にグリーン・ポイント・スタジアムの輪郭に沿って印象的な波形を浮かび上がらせます。

すべてのダイオードが放つ均一な白色の光

合計432個の1.8メートルの照明器具が、スタジアム上部の外枠とその下の縁に設置されました。波形のライン照明のそれぞれの距離は、2〜12メートルとさまざまです。ライン照明が点灯されると、光の波を作り出し、隣接する海のうねりを感じさせます。オスラム オプトセミコンダクターズが提供する、長寿命のLEDを用いた照明器具は、5万時間の長寿命が特長です。これは、照明ソリューションが経済的なLEDによって省エネであるだけでなく、メンテナンス費用を低く抑えることができ、運営コストの削減を達成しているということを意味します。

別の決定的な要素として、常に均一に点灯する照明のためには、使用されるLEDは狭い色分布を持つ必要があります。オスラムのPower TOPLEDおよびGolden DRAGON Plusはこの要求を満たしています。

LEDbeamというライン照明を開発する際、ケープタウンのサッカーファンに最も効果的な結果を提供できるよう、オスラムは現地でサポートを行うということも、採用の決定的な要素となりました。

オスラムの省エネ照明ソリューションを用いたサッカースタジアムに関するより詳しい情報は、http://www.osram.com/osram_com/News/General_Interest_Press/2010/100610_WM_South_Africa.jspまたはhttp://www.youtube.com/user/SiemensTV2をご覧ください。