～30%の光出力向上により、100m以上の赤外照明が可能に～

新しいOslon Black SFH 4715Aは、これまでのオプトエレクトロニクス素子では決して達成できなかったtyp. 48%の発光効率を実現しました。この効率向上により発熱が大幅に低減され、製品の寿命も更なる長期寿命が期待できます。
このように、オスラムオプトセミコンダクターズの赤外LEDの最新製品は、これまでにない値を実現しました。
Oslon Blackファミリーの新製品はこれだけではありません。SFH 4716Aは150°の指向角を持ち、光学系部品の使用で、カメラを使用した照明アプリケーションにおいて非常に狭角な領域の画像処理を可能にしました。

SFH 4715Aのtyp.48%という発光効率は、最新世代のチップと最適化されたパッケージによってのみ実現可能です。「私たちの知る限りでは、この製品の発光効率に匹敵する他のオプトエレクトロ二クス製品はありません。」と、オスラム オプトセミコンダクターズ プロダクトマーケティング担当シニアマネージャー Dr. Jörg Heerleinは述べています。出力が800mW (既存品は630mW)に向上したことで、オスラムの赤外LEDは用途や外付け光学部品の種類によっては、100m離れた物体を照射することも可能です。
また、このLEDから放射される高出力光を照明光として用いることで、処理される画像品質が大きく改善されます。
「このSFH 4715Aは効率の点ではほぼレーザに匹敵し、これまでのOslon Blackファミリー製品よりもより幅広いレンジをカバーしています。従って同じレンジなら、より少ない員数で達成でき、無視できないコスト効果を生みます。」と、Heerleinは述べています。また冷却要件も低減しています。

■屋外監視カメラシステムでの使用
本製品、新Aバージョンは大幅に向上した光出力と90°の指向角で、これまでのOslon Black SFH 4715に置き換えられる製品です。この新しい赤外LEDは最大2kVまでのESD耐圧と、向上した耐腐食性によって、CCTVシステムなどの屋外用途に対しても最適です。

■150°の指向角で光学系部品に効率的に照射
新製品SFH 4716Aは第2世代のOslon Blackファミリーです。光学系部品に特に効果的に光を照射することができ、指向角は150°です。そのため効率的な画像処理を要求されるアプリケーションへの光源として、オスラムの製品ラインナップを締め括るものです。オスラム オプトセミコンダクターズ Oslon Blackファミリーの詳細は、製品カタログでご覧いただけます。