工具鋼・金型鋼上のクロム系硬質皮膜除膜液の開発『エスツールCH-20T』
2019/05/21
佐々木化学薬品株式会社
佐々木化学薬品株式会社(本社:京都府京都市、代表取締役:佐々木 智一)は、工具鋼・金型鋼上のクロム系硬質皮膜除膜液「エスツールCH-20T」を地方独立行政法人京都市産業技術研究所と共同開発いたしました。
クロム系硬質皮膜は、耐摩耗性や耐酸化性の向上に効果的であることから切削工具・金型などに幅広く採用されています。使用過程で硬質皮膜が磨耗して寿命に達した劣化品をリユースするためには、薬液などを使用して元のコーティングを除膜する必要があります。しかし、従来市販品の除膜液は1マイクロメートル除膜するのに約1時間と長時間を費やすことや、除膜速度の促進には薬液の加温が必要な点が、作業効率低下の課題となっておりました。
開発したクロム系硬質皮膜除膜液「エスツールCH-20T」は、常温浸漬の処理条件で使用できる上、約5分で1マイクロメートルを除膜できるという飛躍的な除膜速度向上を実現しました。シアン化合物も含有せず、毒物・劇物及び危険物に該当しないため薬液の保管管理性の向上にもつながります。
また、除膜前処理として母材の孔食(局部腐食)を抑制する「エスダイヤFE-20T」を合わせて開発いたしました。除膜処理中に母材が孔食するなどのトラブルを未然に防止できることで、より安心して再生処理を行えるプロセスとして確立いたしました。
「エスツールCH-20T」並びに「エスダイヤFE-20T」による除膜プロセスは、クロム系硬質皮膜を迅速に除膜できることから、切削工具・金型などの再生処理効率化に貢献いたします。
※リリース詳細はこちらをご覧ください⇒工具鋼・金型鋼上のクロム系硬質皮膜除膜液の開発
クロム系硬質皮膜は、耐摩耗性や耐酸化性の向上に効果的であることから切削工具・金型などに幅広く採用されています。使用過程で硬質皮膜が磨耗して寿命に達した劣化品をリユースするためには、薬液などを使用して元のコーティングを除膜する必要があります。しかし、従来市販品の除膜液は1マイクロメートル除膜するのに約1時間と長時間を費やすことや、除膜速度の促進には薬液の加温が必要な点が、作業効率低下の課題となっておりました。
開発したクロム系硬質皮膜除膜液「エスツールCH-20T」は、常温浸漬の処理条件で使用できる上、約5分で1マイクロメートルを除膜できるという飛躍的な除膜速度向上を実現しました。シアン化合物も含有せず、毒物・劇物及び危険物に該当しないため薬液の保管管理性の向上にもつながります。
また、除膜前処理として母材の孔食(局部腐食)を抑制する「エスダイヤFE-20T」を合わせて開発いたしました。除膜処理中に母材が孔食するなどのトラブルを未然に防止できることで、より安心して再生処理を行えるプロセスとして確立いたしました。
「エスツールCH-20T」並びに「エスダイヤFE-20T」による除膜プロセスは、クロム系硬質皮膜を迅速に除膜できることから、切削工具・金型などの再生処理効率化に貢献いたします。
※リリース詳細はこちらをご覧ください⇒工具鋼・金型鋼上のクロム系硬質皮膜除膜液の開発
