IS32FL3749 LCDバックライト用24×4マトリックス Mini LEDドライバIC
Integrated Silicon Solutionの一部門であるLumissil Microsystems Inc.(ISSI)は、LEDアレイを制御するための最新のマトリックスドライバIC IS32FL3749のリリースをしました。Mini LED、白色Mini LEDアレイを使用するオートモーティブ用の大型超ハイコントラスト Central Information Display(CID) LCDバックライト市場をターゲットとしています。
IS32FL3749は、LCDバックライトアプリケーション用のオートモーティブグレードのMini LEDマトリックスドライバICです。複数のローカルディミングゾーンをサポートします。ディミングゾーンを分割することにより、より優れたコントラストの制御が可能になります(画像の暗い部分と明るい部分の間の差)、真の黒レベル、最小限のブルーミング
(明るい光源の周囲の光のハロー)。より多数のバックライトLEDと分割されたディミングゾーンを持つLCDは非常に粒度の高いコントラスト制御ができ結果として、より明るく点灯させることができます。IS32FL3749は33MHzシリアルバスを持ち、他のIS32FL3749とデイジーチェーン接続をすることによりカスケードプロトコルで通信をすることができるため、数千のディミングゾーンを作成することが可能です。
ローカルディミングはLCDパネルの背面にあるバックライトを構成する個々の白色LEDのアドレスを指定します。LCDバックライトのローカルディミングを制御することにより、画面領域を選択的に調光することが可能で、画面の点灯領域を明るく保ちながら、他の領域をより暗くすることができる、視覚上のコントラストを向上させる技術です。比率が向上し、画質が向上します。すべての点灯状態においてHigh Dynamic Range(HDR)とディスプレイの視認性の向上にはアレイのローカルディミング必要です。
「自動車用ディスプレイは進化し、Central Information Displayが車両情報を表示するための主要な手段となる新しい時代を迎えています。」とLumissilマーケティングのVen Shan副社長は述べています。「自動車用ディスプレイは、増え続けるさまざまな画像をサポートする必要があります。安全な運転環境には、情報やデータの輝度と読みやすさが不可欠です。IS32FL3749は正確なゾーンディミングとLED輝度制御を提供し、これらの厳しいバックライトディスプレイ要件を満たします。」
IS32FL3749は、選択可能なCol.(n=1~4)と24個のハイボルテージ(16V)定電流Rowを備えた構成可能な24×nマトリックスLEDドライバです。アレイ内の96個のLEDはそれぞれ、16Bit精度でパルス幅変調(PWM)でき、その60mA電流は8Bit制御レジスタで調整できます。
その結果、バックライトディミングゾーンの粒度が細かくなります。各LEDはオープン/ショート状態をスキャンでき、その結果はレジスタに保存されます。電流、温度、スペクトラム拡散、LEDオープン/ショートなどのすべてのレジスタは、33MHzシリアルバス経由でアクセスし、プログラムすることができます。
IS32FL3749は、SDB端子をLowにプルダウンをするか、ソフトウェアシャットダウン機能を使用することにより3.3uAといった非常に小さい消費電流にするでオフにすることができます。PWMクロックのスペクトラム拡散、チャネル間のタイミング スキュー、チャネルグループディレイなどの独自のアルゴリズムが使用されています。IS32FL3749は、パワーバスとEMIノイズを最小限に抑えます。
≪製品ステータス≫
・IS32FL3749(オートモーティブ)
ステータス:量産中
パッケージ:eTQFP-48
サンプル価格:$1.63@1k個時
・IS31FL3749(コンシューマ、インダストリ)
ステータス:量産中
パッケージ:QFN-48
サンプル価格:$1.44@1k個時