株式会社 三共製作所(社長 小川廣海)は、溶接ポジショナーに最適なRollerDrive「SPシリーズ」を発表します。

■溶接工程の高付加価値化に貢献します。
近年、世界中の生産工場でロボットを利用した設備が増加しており、溶接工程も例外ではありせん。
これらの生産ラインでは、品質の安定、稼働率の向上、ラインのコンパクト化が大きな課題となっています。
これまで多くのローラドライブ製品を世界中のFA現場にお届けしてきた当社は、溶接工程の最善化を実現するポジショナーとしてロボットとの協調動作に効果を発揮する「RollerDrive SPシリーズ」を発表します。
本製品は、外観面では薄型で大径中空穴を有し、機能面では非加工時間の最小化によるサイクルタイムの短縮と非常停止の衝撃に負けない耐久性を得られます。
また、当社は中国、韓国やタイ、アメリカなど主要国にカスタマーサービス拠点を展開しており、サービス・メンテナンス体制をグローバルにご提供いたします。
なお、来る4月25日より開催される『2018国際ウェルディングショー』にRollerDrive SPシリーズを出展します。


■溶接ポジショナー RollerDrive SPシリーズ
世界中のFA現場にローラドライブ製品をお届けしてきた当社は、溶接工程の最善化を実現するポジショナーとしてロボットとの協調動作に効果を発揮する「RollerDrive SPシリーズ」を発表いたします。
当社独自の「ローラドライブ」機構の特長を生かし、次のようなメリットがあります。
指令に対する応答性が高いため位置整定時間が短く、非加工時間を最小化できます。適度な予圧状態を保ちながら転がり接触により動きを伝達するため、剛性と耐久性を高次元で両立し長期間精度を維持します。ガタツキが無いため溶接ロボットとの協調動作が必要な複雑形状のワークの精密溶接が可能です。


■製品スペック
・最大可搬質量は600kg
今後最大可搬質量1200kg仕様もラインナップ予定

・繰返し精度±0.03mm(R250mm位置)
高精度を長期間維持

・薄型ボディー190mm
入力軸と出力軸が直交した構造で薄型でコンパクトな外観

・大径中空穴φ120mm
配管、配線だけでなく円筒状加工ワークを通すことも可能

・サーボモータ装着
各社サーボモータ装着に対応


■主な特長
・非加工時間を最小化することでサイクルタイムを短縮
ローラドライブ機構が位置整定時間を短縮し非加工時間を最小化

・非常停止の衝撃に負けない耐久性
転がり接触構造が非常停止動作によって生じる衝撃を吸収

・溶接ロボットとの協調制御に効果を発揮
ガタツキが無い機構のためロボットとの協調動作が必要な複雑形状のワークでも正確な溶接が可能