東京、日本 [2017年6月27日] - アーティセン・エンベデッド・テクノロジーズは本日、より高い電力密度と効率に対応するGaN及び高電圧LDMOS技術を使用した、現在急速に増加中のHigh Power Wireless Base Station（BTS）とRemote Radio Head（RRH）の配備をサポートする50V DC-DCコンバータモジュールの新シリーズ3種類を発表しました。このAVE450、AVE500およびADH700シリーズは、全て通信機器業界規格ハーフブリックフォーマットの高電力密度オープンフレーム設計に基づき、優れた熱性能を実現するアルミ製サーマルプレートのオプションを備えています。

・　AVE450シリーズは95%以上の標準効率を提供し、最大10アンペアの出力電流が供給可能です。
・　ADH700およびAVE500シリーズは94.8%以上の標準効率を提供し、最大14アンペアの出力電流が供給可能です。

全機種とも動作周囲温度はマイナス40℃～プラス85℃の範囲で、自然空冷で最大ベースプレート温度100℃まで全出力での継続動作が可能です。

これらアーティセンの新50V DC-DCコンバータモジュールの出力電圧調整範囲は、25V～57Vと広範です。その他の機能にはリモート制御、低リップルおよび低ノイズ、入力低電圧ロックアウト、出力過電流保護、出力過電圧保護、過熱保護等の保護機能が含まれます。

AVE450、AVE500、ADH700シリーズの変換技術は280KHz固定周波数スイッチングを採用し、外部EMIフィルタリングの必要性の最小化に役立っています。最小負荷要件は不要で信頼性が増し、150万時間のMTBF（Telcordia SR-332-2006に従って算出）の一因となっています。


●参考情報
・　AVE450およびAVE500シリーズについて
https://jp.artesyn.com/power/power-supplies/websheet/477/ave450500-series

・　ADH700について
https://jp.artesyn.com/power/power-supplies/websheet/600/adh700-series