東京，日本 [2017年6月6日] — アーティセン・エンベデッド・テクノロジーズは本日、鉄道車両用の電力需要と安全規格要件に適合したDC-DCコンバータモジュールERMファミリー に新しく72モデルを追加しました。定格出力10Wおよび20Wをカバーする各シリーズには、5V、12V、15V、24Vの単出力または+/- 12Vあるいは +/- 15Vのデュアル出力で、入力範囲がDC9V～36V、18V～75V、40V～160Vのモデルがあります。

1インチ×2インチ(25.4×50.8mm)のDIPパッケージに封止されたERMファミリーは、追加の絶縁保護コーティング不要で環境条件から保護されます。このDC-DCコンバータモジュールの動作温度範囲は、ディレーティング無しで-40℃～+85℃と広範です。オプションのヒートシンクは放熱を促進し、高い動作温度でのパフォーマンスを改善します。

入出力間絶縁耐圧が3000VAC RMSと強化された絶縁システムに、高度のEMCイミュニティ が組合わされたこのDC-DCコンバータは、鉄道その他輸送システムの要求度の高い多くの組込み型電源ソリューションに適合します。エンジン管理、進段制御、戸閉制御、ビデオ監視、通信、エンタテインメント、照明その他の車載電気機器等の車両用アプリケーションに最適です。

ERMファミリーの最初の2シリーズであるERM75およびERM50の最大出力電力は、それぞれ 75Wと50Wです。アーティセンの新ERMファミリーは、既に鉄道の制御やインフラストラクチャで幅広く使用されている現行の標準AC-DCおよびDC-DC電力変換製品に基づいており、それらには信号保安、管理システム、アクセス制御、改札、RFID、情報表示装置等が含まれます。

アーティセンでは、鉄道アプリケーションと当社の関連ソリューションを紹介する ビデオトレーニングモジュールを制作しました。