BASF、光沢と耐久性を兼ね備えた自動車内装用の特殊ポリアミド「Ultramid(R) Deep Gloss」の開発に成功
2018/01/10
BASFジャパン(株)
BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)は半結晶性ポリアミドの耐薬品性と、非晶性プラスチックの高い光沢度および透過性を兼ね備えた特殊ポリアミド、Ultramid® Deep Glossの開発に成功しました。同製品には、高い光沢度と耐久性が備わっているためコーティングが不要であり、自動車内装コンポーネントに最適です。光沢度の高さと優れた耐傷つき性、さらに高い耐薬品性と耐紫外線性、これらのバランスの良さを特長としています。また、細部まで忠実に再現が可能な製品であり、その表面上で光と影の強いコントラストを実現します。開発の過程においては、排出ガスや臭気に関する自動車業界の要件を考慮しました。Ultramid® Deep Glossは、今後サンプルとして、世界的に提供が始まります。
《過酷な環境でも優れたパフォーマンス》
非晶性プラスチックは光沢度の高さから、多くの日常製品に使用されています。しかし、もともと耐薬品性、耐傷つき性、耐摩耗性が十分ではないため、表面品質を長く維持したい場合には、コーティングが必要です。半結晶性ポリアミドは耐薬品性に優れていますが、最高レベルの表面品質に求められる、光沢度や耐傷つき性を備えていません。Ultramid® Deep Glossは、ポリマー原材料と添加剤のバランスを取ることで、高い光沢度や透明性のほか、耐傷つき性や耐紫外線性といった、高い表面品質を持続させる特性を備えています。他のコーティングされていない高光沢度の素材と比べても、耐摩耗性を持ち合わせている点で、この製品は優れています。Ultramid® Deep Glossは、バリオサーマル金型システム(金型昇降温機構を有するシステム)無しでの射出成形が可能であり、また、コンポーネントのコーティングが不要なため、様々な加工が可能です。
《新たなデザインアイデアを実現する明るいコンセプト》
車の内装では、ピアノブラックのように艶やかな黒の人気があります。高品質で部分的な機能性を備えた表面素材の需要は、今後も増え続けると予想されます。この傾向は、自動運転への移行に続く、新たな運用コンセプトに後押しされています。Ultramid® Deep Glossはバランスの取れた特長から、設計者に対してリップル加工やウェーブ加工、ハンマー仕上げ、ライン、ダイアモンドなど、通常では考えられないテクスチャーを新たに取り入れる可能性を提供します。また、触覚設計要素を表面の構造に取り入れることも可能です。適切なセンサー技術と組み合わせることで、統合型かつ機能的な設計が可能になります。
また、この製品は照明周りのディスプレイや装飾パネルのエッジなど、装飾用トリムに最適な材料です。高い光沢度と耐薬品性を新たに組み合わせたことで、ヘッドライナーの収納ラック、車のドアのはめ込み、センターコンソール、エアーベントなどの機能的なコンポーネントなどにも活用できます。ピアノのような黒だけでなく、陶白色、アイボリー、アーシーカラーなどのプレミアムカラーも可能です。Ultramid® Deep Glossは主に自動車の内装材向けに開発されましたが、同じような需要のある消費財部門のコンポーネントを製造することも可能です。
詳細につきましては、www.ultramid-deepgloss.basf.com(英語)をご覧ください。
※このプレスリリースの内容および解釈については英語のオリジナルが優先されます。
■BASFジャパン株式会社 https://www.basf.com/jp
〒106-6121 東京都港区六本木6-10-1
六本木ヒルズ森タワー21階
TEL: 03-3796-5111
FAX: 03-3796-4111
《過酷な環境でも優れたパフォーマンス》
非晶性プラスチックは光沢度の高さから、多くの日常製品に使用されています。しかし、もともと耐薬品性、耐傷つき性、耐摩耗性が十分ではないため、表面品質を長く維持したい場合には、コーティングが必要です。半結晶性ポリアミドは耐薬品性に優れていますが、最高レベルの表面品質に求められる、光沢度や耐傷つき性を備えていません。Ultramid® Deep Glossは、ポリマー原材料と添加剤のバランスを取ることで、高い光沢度や透明性のほか、耐傷つき性や耐紫外線性といった、高い表面品質を持続させる特性を備えています。他のコーティングされていない高光沢度の素材と比べても、耐摩耗性を持ち合わせている点で、この製品は優れています。Ultramid® Deep Glossは、バリオサーマル金型システム(金型昇降温機構を有するシステム)無しでの射出成形が可能であり、また、コンポーネントのコーティングが不要なため、様々な加工が可能です。
《新たなデザインアイデアを実現する明るいコンセプト》
車の内装では、ピアノブラックのように艶やかな黒の人気があります。高品質で部分的な機能性を備えた表面素材の需要は、今後も増え続けると予想されます。この傾向は、自動運転への移行に続く、新たな運用コンセプトに後押しされています。Ultramid® Deep Glossはバランスの取れた特長から、設計者に対してリップル加工やウェーブ加工、ハンマー仕上げ、ライン、ダイアモンドなど、通常では考えられないテクスチャーを新たに取り入れる可能性を提供します。また、触覚設計要素を表面の構造に取り入れることも可能です。適切なセンサー技術と組み合わせることで、統合型かつ機能的な設計が可能になります。
また、この製品は照明周りのディスプレイや装飾パネルのエッジなど、装飾用トリムに最適な材料です。高い光沢度と耐薬品性を新たに組み合わせたことで、ヘッドライナーの収納ラック、車のドアのはめ込み、センターコンソール、エアーベントなどの機能的なコンポーネントなどにも活用できます。ピアノのような黒だけでなく、陶白色、アイボリー、アーシーカラーなどのプレミアムカラーも可能です。Ultramid® Deep Glossは主に自動車の内装材向けに開発されましたが、同じような需要のある消費財部門のコンポーネントを製造することも可能です。
詳細につきましては、www.ultramid-deepgloss.basf.com(英語)をご覧ください。
※このプレスリリースの内容および解釈については英語のオリジナルが優先されます。
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FAX: 03-3796-4111
