はじめに
レベル計とは気体と液体、気体と粉粒体、液体と液体、液体と粉粒体等の境界面を測定するための計器のことである。
石油精製プラント、化学プラント、電力プラント、食品・飲料プラントなどに建設されている原料、燃料、製造品の貯蔵タンクやサイロなどに設置されて、貯蔵量を測定するために使用される。また、製造工程における反応容器、混合容器などに設置されて内容量を測定し、製造プロセスの制御に使用されている。近年デジタル技術を取り込んだレベル計はレベル測定を行うだけでなく、様々なパラメータを同時に観測しており、レベル測定以外にも活用できる可能性が広
がっている。本節ではデジタル技術によって広がった最新のレベル計技術について紹介する。