テレダイン・レクロイ・ジャパン株式会社（代表取締役　原　直）は、計測条件に合わせて垂直分解能を自動的に最適化し高分解能を提供するHD1024高精度テクノロジを採用した高精度オシロスコープHDO9000シリーズを発表しました。
15.4インチの大型画面を搭載し、更に進化したOneTouch MAUI（ワンタッチマウイ）ユーザ・インタフェースにより効率的で直感的な操作性を実現しました。見つけるのが困難な信号不良も、HDO9000ならHD1024高精度テクノロジと豊富な解析ツールボックスを使うことで容易に発見できます。
高精度オシロスコープHDO9000シリーズは、広帯域（1GHzから4GHz）、高速サンプリング速度（40GS/s）、高分解能（10ビット分解能）、ローノイズ・システム・アーキテクチャにより、高い精度で効率的なデバッグを可能にします。
なお、発売記念キャンペーンとして、2016年12月29日まで特別価格にてご提供いたします。

【HD1024高精度テクノロジ】
HDO9000シリーズの特長は、4GHzの帯域で10ビットの縦軸分解能を提供するHD1024高精度テクノロジです。美しく鮮明な波形が表示され、従来の8ビット・オシロスコープでは見ることができなかった信号の詳細を明らかにすることができます。HD1024高精度テクノロジでは、高精度オシロスコープHDO9000シリーズのA/D変換器を測定条件に合わせて自動的かつ動的に最適化することができます。従って、オシロスコープはいつでも最適な縦軸分解能になります。最適化フィルタを適用することで、HDO9000シリーズは10ビットを超えて、最高13.8ビットまでの垂直分解能を提供します。テレダイン・レクロイの他のHDOシリーズと同様に、卓越した有効ビットを実現する並外れたローノイズ・システム・アーキテクチャを誇ります。

【タブレットのような簡単操作】
OneTouch　MAUIにより、一般的な操作の全てが画面にワンタッチするだけで行えるため、オシロスコープの操作が簡単かつ効率的に行えます。直感的で対話的な操作で、計測の設定時間を劇的に短縮します。15.4インチ高分解能大画面タッチスクリーンの高輝度表示と高速応答がOneTouch MAUIの直感性と効率をさらに高めます。

【高精度のデバッグ】
HDO9000では、汎用の標準ツールセットに加えて、信号の検証やデバッグに必要なコンプライアンス試験パッケージから柔軟なデバッグ・ツールまでテレダイン・レクロイが提供する幅広いソフトウェア・オプションが利用できます。プロトコルに特化した計測とアイパターン計測を追加することで、業界で最も直感的なトリガ/デコード・パッケージがさらに強化されます。シリアル・データ・パッケージは、HDO9000シリーズが既に持つ演算、計測、デバッグ、ドキュメンテーションなどの機能をさらに強化し、豊富な解析機能をミッド・レンジのオシロスコープにもたらします。アプリケーション毎のパッケージは、一般的な設計・検証においてスムーズなデバックを可能とします。オプションとして、デジタル・フィルタ、スペクトラム解析、スイッチング素子/電源解析やその他様々な種類があります。

【ミックスド・シグナル機能 】
ミックスド・シグナル・オシロスコープ HDO9000-MSシリーズは、一般的なデジタル回路のデバッグやタイミング異常を発見するためのトリガ、デコードおよびパラメータ計測に利用できる16チャンネルのデジタル入力を標準で装備しています。
また、HDO9000シリーズでは、サンプリング速度12.5GS/s、18チャンネルのデジタル入力を持つHDA125高速デジタル・アナライザ（オプション）を利用することができ、革新的なQuickLinkプロービング・ソリューションで強力にデジタル信号捕捉を支えます。これらのミックスド・シグナル・オプションを用いれば、オシロスコープのアナログ入力チャンネルを物理層の信号異常を捉えるために温存することができます。