広帯域電流増幅器12機種を発売開始
2013/01/24
(株)エヌエフ回路設計ブロック
(株)エヌエフ回路設計ブロック(本社 横浜市港北区、社長高橋 常夫)は、2013年1月18日、広帯域電流増幅器 12機種を発表、同日より販売を開始しました。
■開発のねらい ----- 世界最高水準の性能の電流増幅器の開発
電流増幅器(電流‐電圧変換増幅器、I-Vアンプ)は、各種光学測定で使用されるフォトダイオードや光電子増倍管(PMT)などの光センサデバイスや、微小電流検出コイル、さらに最先端の医療機器の画像処理や通信などにおいて、信号処理回路のアナログ・フロントエンドとして、出力信号の電流-電圧変換と増幅を行います。
今回開発した「広帯域電流増幅器CA-550シリーズ/CA-650シリーズ/SA-600シリーズ」は、電流-電圧変換利得が10M(メガ)/100M/1G(ギガ)/10G (V/A)と超高利得でありながら、周波数帯域が500kHz/250kHz/100kHz/20kHzと従来にはない広帯域、しかも入力換算電流雑音密度が最高2.5f(フェムト:10-15)A/√Hz(アンペア/ルートヘルツ)と超低雑音を特長とする電流増幅器シリーズです。当社が得意とする独自の回路設計技術により、世界最高水準の性能を実現しました。
パッケージの形状はシリーズによって異なり、CA‐550シリーズはプリント基板実装用のDIP(デュアルインラインパッケージ)、CA-650シリーズはSIP(シングルインラインパッケージ)、SA-600 シリーズは入出力コネクタを装備し、単独使用可能なシールドケースタイプです。 DIP/SIPは、誘導ノイズの影響を受けにくい6面シールドパッケージを採用し、ディジタル回路を有する機器の組込みにも使用できます。
各種研究用途、より高性能な機器の開発試作や評価をはじめ、機器組込み用途では、検出精度や速度などの性能向上に対して重要な役割を担います。
■新技術 ----- センサ・接続ケーブルの容量に対して安定動作(特許出願中)
従来の電流増幅器は、入力に容量が付加されるとパルス応答に大きなオーバシュートやリンギングを発生します。この場合、帰還コンデンサを追加してオーバシュートをなくすことはできますが、それにより立ち上がり時間が大幅に低下します。さらに、補償できる入力付加容量は1点のみで、入力容量が変わると再調整が必要となるため、入力の容量が決まったセンサとの組み合わせで使用されることが多く、汎用的に使用できる電流増幅器が求められていました。
新製品の広帯域電流増幅器は、高度なフィードバック技術を駆使したアナログ制御により、高利得・広帯域にもかかわらず、センサや接続ケーブルの入力に付加される容量成分に対して安定に動作し、パルス性電流信号に対してオーバシュートやリンギングをほとんど発生しません。
入力側の容量に対して安定な上に、従来の10倍以上の高速応答を実現したことで、さまざまなセンサと組み合わせても、発振することなく、安心して使用することができます。
これにより光センサなどの性能を十分に引き出し、検出速度の高速化などにも貢献します。
詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.nfcorp.co.jp/pro/mi/lb/preamp/sa_600/index.html
■開発のねらい ----- 世界最高水準の性能の電流増幅器の開発
電流増幅器(電流‐電圧変換増幅器、I-Vアンプ)は、各種光学測定で使用されるフォトダイオードや光電子増倍管(PMT)などの光センサデバイスや、微小電流検出コイル、さらに最先端の医療機器の画像処理や通信などにおいて、信号処理回路のアナログ・フロントエンドとして、出力信号の電流-電圧変換と増幅を行います。
今回開発した「広帯域電流増幅器CA-550シリーズ/CA-650シリーズ/SA-600シリーズ」は、電流-電圧変換利得が10M(メガ)/100M/1G(ギガ)/10G (V/A)と超高利得でありながら、周波数帯域が500kHz/250kHz/100kHz/20kHzと従来にはない広帯域、しかも入力換算電流雑音密度が最高2.5f(フェムト:10-15)A/√Hz(アンペア/ルートヘルツ)と超低雑音を特長とする電流増幅器シリーズです。当社が得意とする独自の回路設計技術により、世界最高水準の性能を実現しました。
パッケージの形状はシリーズによって異なり、CA‐550シリーズはプリント基板実装用のDIP(デュアルインラインパッケージ)、CA-650シリーズはSIP(シングルインラインパッケージ)、SA-600 シリーズは入出力コネクタを装備し、単独使用可能なシールドケースタイプです。 DIP/SIPは、誘導ノイズの影響を受けにくい6面シールドパッケージを採用し、ディジタル回路を有する機器の組込みにも使用できます。
各種研究用途、より高性能な機器の開発試作や評価をはじめ、機器組込み用途では、検出精度や速度などの性能向上に対して重要な役割を担います。
■新技術 ----- センサ・接続ケーブルの容量に対して安定動作(特許出願中)
従来の電流増幅器は、入力に容量が付加されるとパルス応答に大きなオーバシュートやリンギングを発生します。この場合、帰還コンデンサを追加してオーバシュートをなくすことはできますが、それにより立ち上がり時間が大幅に低下します。さらに、補償できる入力付加容量は1点のみで、入力容量が変わると再調整が必要となるため、入力の容量が決まったセンサとの組み合わせで使用されることが多く、汎用的に使用できる電流増幅器が求められていました。
新製品の広帯域電流増幅器は、高度なフィードバック技術を駆使したアナログ制御により、高利得・広帯域にもかかわらず、センサや接続ケーブルの入力に付加される容量成分に対して安定に動作し、パルス性電流信号に対してオーバシュートやリンギングをほとんど発生しません。
入力側の容量に対して安定な上に、従来の10倍以上の高速応答を実現したことで、さまざまなセンサと組み合わせても、発振することなく、安心して使用することができます。
これにより光センサなどの性能を十分に引き出し、検出速度の高速化などにも貢献します。
詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.nfcorp.co.jp/pro/mi/lb/preamp/sa_600/index.html
