海外認証を取得したIoTゲートウェイを発売開始、FutureNet MA-E350/GLAD発表のご案内
IoTゲートウェイとして多種多様な分野で利用されている当社のLinuxマイクロサーバである「FutureNet MA-E300シリーズ」に日本国内だけでなく海外認証を取得したモデルをラインナップとして追加します。
従来の「FutureNet MA-E300シリーズ」は、海外での利用向けにCEマーク、uCSAマークを取得し販売していましたが、IoTで利用されることの多いLTE/3G等の携帯通信モジュールが搭載されたモデルでの認証は未取得でした。
法人企業が海外でのLTE/3G回線を利用したIoTサービスを検討する機会が増えてきたことに対応するべく本製品のリリースを行います。
FutureNet MA-E350/GLADは、Ethernet、USB、RS-232だけでなく、設備監視等の用途で利用されることの多いRS-485、接点/パルス入力、アナログ入力(4-20mA、0-5V)のインタフェースに加え、LTE/3G通信モジュールを搭載したLinuxゲートウェイです。
≪「Arcstar Universal Oneモバイル グローバルM2M」※1 対応≫
従来のFutureNet MA-E350シリーズは、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社が提供するMVNOサービスである「OCNモバイルONE」※1、「Arcstar Universal Oneモバイル」※1に対応し、IoT/M2M向けのシステム提供を行ってきました。
今回リリースするFutureNet MA-E350/GLADはさらに同社が提供する 「Arcstar Universal Oneモバイル グローバルM2M」※1、「100円SIM」※1サービスをサポートし、日本国内外を問わずIoT/M2Mのサービス提供を行うことが可能になりました。
また、今後MVNO各社が提供する国内外の通信サービスの検証も順次進めていきます。
※1 「OCNモバイルONE」、「Arcstar Universal Oneモバイル」、「Arcstar Universal Oneモバイル グローバルM2M」、「100円SIM」はエヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社の登録商標です。
≪「グローバル向けSORACOM Air SIM」※1 対応≫
従来のFutureNet MA-E350シリーズは、株式会社ソラコムが提供するIoTプラットフォーム「SORACOM」※1に対応し、データ通信サービスである「国内向けSORACOM Air SIM」※1や、迅速かつセキュアにIoTシステムをつなぐ各種サービスにより、IoT/M2Mシステムのサービス提供を行ってきました。
今回リリースするFutureNet MA-E350/GLADはさらに同社が提供する「グローバル向けSORACOM Air SIM」※1にも対応し、ソラコムとの契約のみで日本を含む欧米アジアの国と地域でシームレスにIoT/M2Mのサービス提供を行うことが可能になりました。
※1 「SORACOM」、「SORACOM Air」は、株式会社ソラコムの登録商標または商標です。
≪FutureNet MA-E300シリーズの概要≫
FutureNet MA-E300シリーズは-20℃~60℃の動作温度範囲に対応し、省電力性にも優れた小型のLinuxアプライアンスサーバです。オフィス内だけでなく屋外設置の組み込みシステムや観測システム、M2Mシステムのコンセントレータ、中継装置としても安定した運用が可能です。
CPUにARMコアの高性能プロセッサ Sitara AM3352(テキサスインスツルメンツ社製、CPUクロック 1GHz)を採用、メモリは標準で512MB搭載し、最大で1GBまで拡張できます。2つのギガビットイーサネットインタフェースに加え、RS-232、USB、SDカードスロットを備えています。Linuxの強力なソフトウェアと組み合わせることで、ルータ機能をベースとした特定サービス専用ルータ、アプリケーション・ゲートウェイ、ネットワーク監視ボックス、遠隔監視システムの拠点側サーバなどとして利用できます。
OSとしてUbuntuディストリビューションのサブセット(Kernel 3.1.4以降)をプリインストールしており、オープンソースで提供されている多数のLinuxアプリケーションが利用可能です。また、「Java SE Embedded 8」(ARM アーキテクチャ版)を標準で搭載し、Linux のアプリケーションに加え、JAVAで作成したアプリケーションも容易に実行できます。
