FutureNet NXR-530のREST API対応ファームウェアをリリース
今回対応するREST APIではFutureNet NXR-530の設定変更、ファームウェア更新、ステータス情報取得やCLIの任意コマンド実行(段階的に対応予定)などが可能となります。これにより外部システムとFutureNet NXR-530の連携が容易に実現でき、設定変更やログ等の情報取得、ファームウェア更新の自動化や複数の機器の一括管理など、利用環境に応じたシステムを柔軟に構築することができます。
また、コンフィグの自動ダウンロード、ファームウェアの自動更新機能にも対応します。
FutureNet NXR-530は工場出荷状態の初期コンフィグや通常の運用時のコンフィグ(startup-config/running-config)とは別に、ユーザやサービスプロバイダが自由に定義できる初期コンフィグ(flash-initial-config)を持つことができます。flash-initial-configは通常の初期化では削除されず、サービスプロバイダが提供するサービス専用の初期出荷値を設定するようなことができます。これとコンフィグの自動ダウンロードを組み合わせて利用すると、設置時には LAN ケーブルを接続して電源を入れるだけであらかじめサーバ等に準備したコンフィグを自動ダウンロードするゼロコンフィグが実現できます。
REST APIを利用すると他のシステムとの連携も可能ですので、サービスプロバイダにおいては自社が提供するネットワークサービスへの適用も容易に実現できます。
≪FutureNet NXR-530製品概要 ≫
FutureNet NXR-530は通信キャリアが提供するVPNサービスで数多くの実績を上げてきたFutureNet NXR-230/Cの後継モデルです。CPU にはシングルコアの高性能ネットワークプロセッサを採用しFutureNet NXR-230/Cと同等以上の性能と低価格化を実現したモデルです。
・通信インタフェース
ギガビットイーサネット ×2
4ポートギガスイッチングハブ ×1
USB 2.0(ストレージ/モバイル兼用)×1
コンソール(USB micro B)×1
≪対応ファームウェア≫
・公開日 2019年10月
・バージョン Ver21.3.0
・ダウンロード http://www.centurysys.co.jp/downloads/router/nxr530/index.htm
≪今後のロードマップ≫
REST APIや自動コンフィグ取得、自動ファームウェア更新機能はFutureNet NXR-G100シリーズ、FutureNet NXR-G200シリーズなど他の機種も順次対応を予定しています。
また、FutureNet NXR/NXR-Gシリーズ用のリモート管理サーバFutureNet CMS-1200の後継機としてFutureNet CMS-1300の開発を進めています。
FutureNet CMS-1300は、従来は対応できなかった NAT 環境でのリモート管理、収容ルータ数の拡大などの大幅な機能拡張を行い、2019年12月のリリースを予定しています。
