CoherentとII-VI、自動車・Eモビリティ製造向けレーザ溶接システムを共同で提供
2020/12/24
コヒレント・ジャパン(株)
米国Coherent Inc(コヒレント、Nasdaq上場)と、同じく米国II-VI Incorporated(ツーシックス、Nasdaq上場)は、2020年12月、自動車製造分野における各種溶接アプリケーションを対象としたプロセス開発や装置提案を強化するために業務提携することを発表した。自動車車体向けの高張力鋼材(ハイテン材)や電気自動車の構成部品に多用される銅材料などの難溶接材料に対する高度なレーザ加工ソリューションを提案していく。
特に、II-VI社のレーザ加工ヘッドとCoherent社のモード可変ビーム“ARM”ファイバーレーザの組み合わせによるオンザフライでの出力制御とビームポジショニングは、広い加工エリアに対し高速かつ高品質な溶接ができることから、生産性の向上とコスト削減が期待されている。
この提携に合わせて、Coherent社ではARMファイバーレーザにII-VI社製のRLSKおよびHIGHmotion 2D加工ヘッドを組み合わせたサブシステムでの提案を開始しており、このインダストリー4.0対応のソリューションにより、顧客の製造ラインにおける生産性の最大化を目指している。
Coherent社の高出力ファイバーレーザ事業部責任者Jarno Kangastupa氏は「システムビルダーの方は、両社の最新技術を兼ね備えた装置を、シングルソース(1社購買)で購入できます。」と述べている。また、II-VI社のレーザデバイス&システム事業部責任者Karlheinz Gulden博士は、「高性能な光学ユニットとソフトウェアを備えたII-VIのレーザ加工ヘッドを用いることで、Coherent製ARMレーザの能力を最大限に発揮できます。正確かつ幅広いレンジにてビーム形状とパワー分布をリアルタイムに制御しながらリモート溶接を行うことが可能です。」と述べ、加えて、「Coherent社のARMレーザとII-VI社のリモートレーザ加工ヘッドは、どちらも優れた独自の戻り光対策設計がされており、それにより、電気自動車を含む自動車製造分野で多用されるアルミニウムや銅のような高反射材料に対しても高品質な溶接を行うことが可能です。また、この組み合わせでは最大8 kWまでの出力に対応しており、多くの銅、アルミニウム向けのアプリケーションに適しています」と述べている。
特に、II-VI社のレーザ加工ヘッドとCoherent社のモード可変ビーム“ARM”ファイバーレーザの組み合わせによるオンザフライでの出力制御とビームポジショニングは、広い加工エリアに対し高速かつ高品質な溶接ができることから、生産性の向上とコスト削減が期待されている。
この提携に合わせて、Coherent社ではARMファイバーレーザにII-VI社製のRLSKおよびHIGHmotion 2D加工ヘッドを組み合わせたサブシステムでの提案を開始しており、このインダストリー4.0対応のソリューションにより、顧客の製造ラインにおける生産性の最大化を目指している。
Coherent社の高出力ファイバーレーザ事業部責任者Jarno Kangastupa氏は「システムビルダーの方は、両社の最新技術を兼ね備えた装置を、シングルソース(1社購買)で購入できます。」と述べている。また、II-VI社のレーザデバイス&システム事業部責任者Karlheinz Gulden博士は、「高性能な光学ユニットとソフトウェアを備えたII-VIのレーザ加工ヘッドを用いることで、Coherent製ARMレーザの能力を最大限に発揮できます。正確かつ幅広いレンジにてビーム形状とパワー分布をリアルタイムに制御しながらリモート溶接を行うことが可能です。」と述べ、加えて、「Coherent社のARMレーザとII-VI社のリモートレーザ加工ヘッドは、どちらも優れた独自の戻り光対策設計がされており、それにより、電気自動車を含む自動車製造分野で多用されるアルミニウムや銅のような高反射材料に対しても高品質な溶接を行うことが可能です。また、この組み合わせでは最大8 kWまでの出力に対応しており、多くの銅、アルミニウム向けのアプリケーションに適しています」と述べている。