食品・飲料業界における圧力測定の課題を解決する新製品LED表示デジタルマノメータ「PG17シリーズ」を2025年11月に発売します。食品製造現場では、CIP/SIP洗浄や高粘度媒体の取り扱いにおいて、誤測定や洗浄効率の低下が生産性に大きな影響を与えてきました。PG17は、こうした課題に対応するため、ハイジェニック設計とデジタル化を融合した圧力センサとして開発されました。本製品は、3-AおよびEHEDG準拠のフラッシュ構造により衛生的で確実な測定を実現します。さらに、PGシリーズの特長である読み取りやすいアナログマノメータとデジタルセンサ機能の一体化を継承。視認性の高いLEDマルチカラーディスプレイはリング状に配置され、圧力範囲・スイッチポイント・最小/最大値をクリアに分かりやすく表示します。従来の機械式ポインタから、耐久性と見やすさを追究したLED表示に替わり、正確に読取ることができる上に、IO-Linkによるカスタマイズや動作範囲調整も可能です。また、設置後もディスプレイの向きを手動で調整できるので、柔軟な設置を実現します。さらに、耐久性に優れた静電容量式セラミック測定セルとダイアフラムシール構造は、従来のPGシリーズから継承された高い技術で、長年の実績による裏付けと自己診断機能搭載により安心感を提供します。ハイジェニックタイプは150℃までの高温媒体に対応し、CIP洗浄時の急激な温度変化を補正、IO-Linkで測定媒体の温度出力も可能です。PG17は信頼性の高い検出性能に加え、IO-Linkによるトレンド監視で予知保全の実装をサポートします。これにより、突発的な設備停止を防ぎ、メンテナンスコストを削減します。食品製造現場の安全と生産効率を大きく向上させるPG17は、ハイジェニック設計×デジタル化×信頼性を兼ね備えた圧力センサとして、業界の新しいスタンダードを目指します。

製品の詳細はこちら⇒ https://www.ifm.com/jp/ja/shared/productnews/2025/hmi/electronic-manometer-with-led-visualisation