ドイツの化学・日用品メーカー ヘンケルの日本法人ヘンケルジャパン株式会社（本社：東京都品川区　社長：玉置　眞）のジェネラルインダストリー事業本部は、太陽光発電システムの太陽電池モジュール製造に適した接着剤を2010年10月より、主に太陽光発電システムのメーカー向けに販売を開始します。

今回発売する製品は、従来使用されている1液シリコーン系接着剤に比べ作業時間を大幅に短縮する事が可能な変性シラン系湿気硬化型ホットメルト接着剤「Terostat （テロスタット）MS500」です。

　当製品は、簡易的な塗布装置（ハンドガン）での塗布も可能で、冷却の過程で高い保持力を発現しセットタイムを短縮、すばやく次工程に進むことができる為、全体の生産工程時間の大幅な短縮につながります。ジャンクションボックスの接着、結晶系太陽電池モジュールのアルミニウムフレームとの接着等が考えられますが、金属や塗装された被接着体だけでなく、あらゆる種類の素材との接着性が高い事から、太陽光発電システム関連機器以外への適用も可能な、汎用性の高い製品です。

　昨年より「太陽光発電の余剰電力買取制度」が開始され、一般家庭でも太陽光発電システムを設置する家が増えてきており、電力会社や家電メーカーがシステムの増産を始めています。当社ではそういった市場のニーズに合わせて、このたび本製品、およびアプリケーションを発売することとなりました。
　当社では、今後も国内のお客様の需要に合わせた製品開発を行い、市場に製品投入をしていきます。