富士通セミコンダクター、メンター・グラフィックスのHyperLynx導入を拡大し、高速かつ高精度なSerDesシグナル・インテグリティ解析を実現
2012/09/10
シーメンスEDAジャパン株式会社
メンター・グラフィックス・コーポレーション(本社: 米国オレゴン州、以下メンター・グラフィックス)は、富士通セミコンダクター株式会社(本社: 神奈川県横浜市、以下富士通セミコンダクター)が、メンター・グラフィックスのHyperLynx®をSerDes設計の代表的一例である5Gbps転送対応のUSB 3.0におけるシグナル・インテグリティ(SI)解析に導入したことを発表しました。富士通セミコンダクターは、自社のIBIS-AMI(I/O Buffer Information Specification - Algorithmic Modeling Interface)とHyperLynxのChannel Analysis技術とを組み合わせることにより、トランジスタ・モデルと同等の精度を維持した高速な解析に成功しました。昨年、富士通セミコンダクターは、DDR2/3/4に代表されるメモリ・インタフェースのLSI-PKG-PCB協調設計の標準ツールとしてHyperLynxを採用していますが、それに続いての導入となります。
USB 3.0の普及に伴い、機器開発時に5Gbps帯のシグナル・インテグリティ解析を行うケースが増えています。この帯域のシミュレーションでは精度を重視し、トランジスタ・モデルが一般的に用いられていましたが、シミュレーション時間の長期化という問題がありました。シミュレーション時間の短縮方法としてはIBISモデルを使用するのが一般的ですが、IBISモデルの精度やシミュレータによる解釈の違いにより正しい結果を得られないこともあり、課題となっています。富士通セミコンダクターでは自社のIBIS-AMIモデリング技術とメンター・グラフィックスのHyperLynxを組み合わせることにより、USB 3.0およびその他のマルチギガビット・テクノロジに必要な精度の確保と、解析時間の大幅な短縮に成功しました。
「富士通セミコンダクターは、微細化に伴ってますます複雑になるシグナル/パワー・インテグリティ問題に、お客様、パートナー様と一緒に取り組んでいます。HyperLynxを当社とお客様の共通の解析ツールとして採用しており、今回、5GHz帯のSerDesにおいても精度の確保および解析時間の大幅な短縮が実現できましたので、HyperLynx上にUSB 3.0 Compliance Simulation Kitを構築しました。これにより、お客様と当社は、メンター・グラフィックスの質の高いグローバル・カスタマ・サポートの下、設計生産性の向上や開発コスト削減が期待できると確信しております。」富士通セミコンダクター、開発本部設計共通技術統括部 統括部長代理、檜垣 直志氏は、上記のように述べています。
HyperLynx SIは、3次元の電磁界解析ツールを内蔵しており、特にSerDesのような高速信号で問題になってくるビアホールの正確なモデリングを得意としています。また、IBIS-AMIモデルの対応、パラメータのスイープ機能、アイ・ダイアグラムのパターンを高速にシミュレーションする機能に加えて、ウィザードによる解析の設定が可能で、正確性と使い勝手の良さを高い次元で実現しています。
「富士通セミコンダクターがHyperLynxテクノロジを強力なSI解析ツールとして位置づけ、マルチギガビット解析において大幅な効率性向上を達成できたことを誇りに思います。メンター・グラフィックスは、富士通セミコンダクターをはじめとする主要顧客に対し、生産性の向上とコスト削減が可能となるツールを提供するため、設計と解析の高度なソリューションの強化に引き続き取り組んでいきます。」メンター・グラフィックス、Systems Design Division、High-speed Analysis Product Line Director、David Kohlmeierは、上記のように述べています。
メンター・グラフィックスの高度なSI解析製品であるHyperLynxについての詳しい情報はhttp://www.mentorg.co.jp/hyperlynxをご覧ください。
USB 3.0の普及に伴い、機器開発時に5Gbps帯のシグナル・インテグリティ解析を行うケースが増えています。この帯域のシミュレーションでは精度を重視し、トランジスタ・モデルが一般的に用いられていましたが、シミュレーション時間の長期化という問題がありました。シミュレーション時間の短縮方法としてはIBISモデルを使用するのが一般的ですが、IBISモデルの精度やシミュレータによる解釈の違いにより正しい結果を得られないこともあり、課題となっています。富士通セミコンダクターでは自社のIBIS-AMIモデリング技術とメンター・グラフィックスのHyperLynxを組み合わせることにより、USB 3.0およびその他のマルチギガビット・テクノロジに必要な精度の確保と、解析時間の大幅な短縮に成功しました。
「富士通セミコンダクターは、微細化に伴ってますます複雑になるシグナル/パワー・インテグリティ問題に、お客様、パートナー様と一緒に取り組んでいます。HyperLynxを当社とお客様の共通の解析ツールとして採用しており、今回、5GHz帯のSerDesにおいても精度の確保および解析時間の大幅な短縮が実現できましたので、HyperLynx上にUSB 3.0 Compliance Simulation Kitを構築しました。これにより、お客様と当社は、メンター・グラフィックスの質の高いグローバル・カスタマ・サポートの下、設計生産性の向上や開発コスト削減が期待できると確信しております。」富士通セミコンダクター、開発本部設計共通技術統括部 統括部長代理、檜垣 直志氏は、上記のように述べています。
HyperLynx SIは、3次元の電磁界解析ツールを内蔵しており、特にSerDesのような高速信号で問題になってくるビアホールの正確なモデリングを得意としています。また、IBIS-AMIモデルの対応、パラメータのスイープ機能、アイ・ダイアグラムのパターンを高速にシミュレーションする機能に加えて、ウィザードによる解析の設定が可能で、正確性と使い勝手の良さを高い次元で実現しています。
「富士通セミコンダクターがHyperLynxテクノロジを強力なSI解析ツールとして位置づけ、マルチギガビット解析において大幅な効率性向上を達成できたことを誇りに思います。メンター・グラフィックスは、富士通セミコンダクターをはじめとする主要顧客に対し、生産性の向上とコスト削減が可能となるツールを提供するため、設計と解析の高度なソリューションの強化に引き続き取り組んでいきます。」メンター・グラフィックス、Systems Design Division、High-speed Analysis Product Line Director、David Kohlmeierは、上記のように述べています。
メンター・グラフィックスの高度なSI解析製品であるHyperLynxについての詳しい情報はhttp://www.mentorg.co.jp/hyperlynxをご覧ください。