オープンソース開発の推進に継続的に取り組んでいるメンター・グラフィックス・コーポレーション（本社: 米国オレゴン州、以下メンター・グラフィックス）は、年間売上100万ドル未満の企業が手掛ける組込み開発プロジェクトの迅速な立ち上げと推進を目的としたMentor® Embedded Nucleus® Innovate Programを発表しました。このプログラムの対象企業には、メンター・グラフィックスのNucleus RTOS（Real Time Operating System）ソリューション、定評のあるSourcery™ CodeBench GNUツールチェーン、テキサス・インスツルメンツ（以下TI）のStellaris ARM Cortex-Mマイクロコントローラ（MCU）に対応したARMベースのボード・サポート・パッケージ（BSP）を含むソフトウェアが無償提供されることから、組込みシステム開発を加速させることが可能となります。

「Nucleus Innovate ProgramはTIの顧客にとって優れた新サービスであり、Stellaris ARM Cortex-M4F MCUへの切替えを強く後押しするものです。このソフトウェア・パッケージは、新規市場と新規顧客をターゲットに見据えた多くの小規模企業にメリットをもたらすでしょう。メンター・グラフィックスとTIが、顧客の目標達成を支援できることを嬉しく思います。」TI、General Manager of Stellaris Cortex-M MCUs、Matt Muse氏は、上記のように述べています。

Nucleus Innovate Programは、小さなフットプリント、高い性能、ローパワーが重視されるアプリケーションに最適です。32ビット・シングル／マルチコア・プロセッサおよびMCUを使用し、かつ本プログラムの対象となる企業は、使いやすく理解の促進を促すデモンストレーション・プログラムとコンフィギュレーションとともに提供されるメンター・グラフィックスのNucleus RTOSおよびMentor Embedded組込み開発ツール群を利用できるようになることから、これまで時間が要された医療、計器、自動車、コンシューマ用アプリケーション開発期間をわずかな時間に短縮できるようになります。Nucleus Innovate Programの対象企業および提供ソフトウェアに関する詳細は、http://go.mentor.com/innovate（英語）をご覧ください。

「Nucleus Innovate Programは、特にスタートアップ企業や小規模企業の革新的な組込み製品開発を推し進めるというメンター・グラフィックスと主要半導体パートナー共通の共生的な取り組みを示すものです。スタートアップ企業にとって、大手グローバル企業が採用している実績あるツールを使って製品を開発しているという確信が得られるのは心強いことです。」メンター・グラフィックス、組込みソフトウェア事業部、General Manager of Runtime Solutions、Scot Morrisonは、上記のように述べています。