メンター・グラフィックス・コーポレーション（本社: 米国オレゴン州、以下メンター・グラフィックス）は、Mentor® Embedded LinuxおよびSourcery™ CodeBenchの組込みLinux開発サポートを、フリースケール・セミコンダクタ・インク（以下フリースケール）のQorIQデバイス向けに拡大したことを発表しました。これにより組込みシステム開発者は、Yocto Project 1.2と互換性のある最新版のフリースケールQorIQソフトウェア開発キット（SDK）を備えた商用Linuxソリューションを活用できるようになります。Yocto Projectは、あらゆるハードウェア・アーキテクチャをベースとしたカスタムLinuxシステム開発のための標準ツールとリソースを提供するLinux Foundationのオープンソース・イニシアチブです。Mentor Embedded Linuxは、Yocto Project 1.2、1.3を含むYocto Projectの最新版に対応しています。

「フリースケールは、重要な組込みソフトウェア・パートナーであるメンター・グラフィックスの、オープンソース開発コミュニティにおけるリーダーシップを高く評価しています。フリースケールの先端マルチコアQorIQ製品向けMentor Embedded Linuxは、高性能かつ高信頼性のシステムを市場に提供する顧客を支援する理想的なツールです。」フリースケール、Director of Software Ecosystem Alliances、Michael O'Donnell氏は、上記のように述べています。

Mentor Embedded Linuxは、ボード・サポート・パッケージ（BSP）サポートを以下のフリースケール・デバイスに拡大しました。

MPC8536DS、MPC8544DS、MPC8548CDS、MPC8572DS
P1010/14RDB、P1020/11RDB、P1020UTM、P1020MBG、P1022/13DS、P1023/17RDS、P1024/15RDB、P1021/12RDB、P1025/16RDB
P2020/10RDB、P2041RDB
P3041DS、P4080/40DS、P5020/10DS、P5040/21DS
P4080 rev3
P5020 rev2

「今日のエレクトロニクス製品の性能を実現するためには、組込みソフトウェアとハードウェアのシームレスな統合が不可欠です。組込みソフトウェア・ソリューションのリーディング・プロバイダであるメンター・グラフィックスが提供するフリースケールのボード・サポート・パッケージ（BSP）により、顧客は設計の性能、生産性、効率を素早く改善できます。」メンター・グラフィックス、組込みソフトウェア事業部、General Manager of Open Source Tools、Mark Mitchellは、上記のように述べています。

フリースケール・ボード・サポート・パッケージ（BSP）向けMentor Embedded Linuxは、今すぐ利用可能です。詳細はhttp://go.mentor.com/melをご覧ください。