アルテラは本年7月18日、産業機器設計者へリアルタイムのイーサネット通信を実装する際に、優れた柔軟性を提供すべく、EtherCAT Technology GroupのEtherCATプロトコルをIPサポートしたことを発表しました。このIPは、すでにCyclone II デバイス上で実証済みで、今回アルテラの新しい低コスト・低消費電力のCyclone III FPGAをターゲットにしています。

EtherCATは、リアルタイムの産業用イーサネット・プロトコルの中のパフォーマンス・リーダです。このプロトコルは、低コストのツイスト・ペアを介して、1,000個の分散I/Oノードのデータを30マイクロ秒でアップデートできます。

EtherCAT Technology Groupは、Cyclone III FPGAを使用した産業用設計をサポートするために、開発キットを提供しています。メンバ企業のBeckhoffが提供するCyclone III FPGA開発キットには、EtherCATスレーブ・コントローラを含むスレーブ・デバイス評価ボード、ソース・コード内のスレーブ・プロトコル・スタック、リファレンス・ハードウェア・デザイン情報、EtherCATマスタ用評価ライセンス、マニュアル、ケーブルが含まれます。

アルテラのCyclone FPGAシリーズを使用した産業用イーサネット・ソリューションは提供開始されており、1,000個購入時の量産価格はわずか米国内販売価格12.5米ドルからになります。

このリリースの詳細：
http://www.altera.co.jp/corporate/news_room/releases/products/nr-ethercatip_ciii.html