業務用・産業用加湿器の総合メーカーであるウエットマスター?（本社：東京都新宿区、代表取締役：辻 　裕、TEL.03-3954-1101）は、工場など産業空調用として広く採用されている滴下浸透気化式加湿器 WM-VTBタイプをモデルチェンジし、「WM-VTCタイプ」として2008年1月より販売を開始する。
「WM-VTCタイプ」は、室内に天吊りまたは壁面ブラケットなどで単独に取り付け、室内空気に直接加湿する方式で、空調機の冷暖運転や風量変動に左右されることなく、室内の空気条件に応じた自然な加湿が行える。また、室内の発熱・天井付近の温度の高い空気を水の気化蒸発に利用するため、省エネルギーにつながる。
従来品は運転音が55〜57dB（A）（強運転）と大きかったため、使用場所は工場など産業空調用途に限られていた。これに対して新製品は、新設計のファンの採用により43〜46 dB（A）（強運転）と静音化を実現、学校施設・集客施設・福祉施設などにも採用できるレベルとした。さらに静かな環境が要求される場合には、内部配線の変更により静音モードの設定も可能。これらの施設では、風邪やインフルエンザの対策として冬季の湿度不足を解消する容量の大きな加湿器が望まれており、用途の拡大が見込める。

販売開始日：2008年1月より

特　長
◆加湿能力の大きな2型番を用意。（WM-VTC3200、WM-VTC6400）
◆ファンの新設計および消音設計により、従来品に比較して約10dB(A)ダウンの静音化を実現。
WM-VTC3200：ファン強運転で43／44dB(A) ファン弱で39／37 dB(A)、NC値40／40（50／60Hz）。
WM-VTC6400：ファン強運転で46／46dB(A) ファン弱で41／40 dB(A)、NC値45／45（50／60Hz）。
従来の工場をはじめとする産業空調のほか、静音化によって学校や集客施設、福祉施設などの用途拡大が望める。
◆新たに静音モードを搭載、加湿能力は低下するが運転音をさらに低くすることも可能。
本体内の配線コネクタのつなぎ替えにより静音モードに変更。
◆ファンモータの効率化により消費電力を24%〜30%低減（従来比）。
◆加湿能力は強運転で約7％、弱運転で約30％アップ（従来比）。
◆本体は意匠上の制約の少ないホワイト色
◆室内空気に直接加湿するので、空調機の冷暖運転や風量変動に左右されず確実に加湿を行う。
◆加湿のための特別な熱源を必要とせず、室内の発熱・天井付近の無効な熱を水の気化蒸発に利用するので省エネルギにつながる。
◆滞水のないドレンパン構造とファンアフターラン機能（加湿モジュールの強制乾燥）により衛生的に使用できる。


販売価格
室内直接加湿・天吊型／滴下浸透気化式加湿器 WM-VTCタイプ
WM-VTC3200（標準加湿能力3.2／3.1 kg/h）　470,000
WM-VTC6400（標準加湿能力6.4／6.4 kg/h）　670,000