米国ラントロニクス社（Lantronix, Inc. カリフォルニア州；NASDAQ LTRX）の日本法人 日本ラントロニクス株式会社（東京都港区）は、タバコの箱の約三分の一サイズ（約30×55×6.3mm）で、Linux OSを搭載し、2.4GHz帯および5GHz帯のデュアルモードをサポートするIEEE802.11a/b/g/n対応WiFiデバイスサーバー《PremierWave™EN》の販売を開始しました。

《PremierWave EN》は、コンパクトなサイズで、組み込む場所を選ばず、またイーサネット、シリアル、USB、I2C、SPIなど、さまざまな外部インターフェースをサポートしており、多様なネットワーク機器に対応し、より簡単に、より短時間で、かつ経済的な製品開発を可能にします。
既に日本の電波法に基づく工事設計認証を取得しているため、推奨するアンテナを使用することにより、ユーザーの完成品として新たに電波法の認証を取得する必要がありません。

《PremierWave EN》は、32bit ARM Core CPUを搭載しており、機器のホストCPUのリソースをほとんど使用することなく製品を開発できます。したがって、開発製品にネットワーク接続機能を搭載させるために、TCP/IPを実装したり、処理能力の高いCPUへ変更したりするなど、基本設計を見直す必要がありません。

《PremierWave EN》は、Lantronix社独自のSmartRoamテクノロジー搭載により、アクセスポイント間のシームレスな切り替えを実現します。
さらに、強固な暗号であるAES-CCMMおよびTKIPなどをサポートしたIEEE802.11i互換無線などのセキュリティ機能を搭載しています。

また、既存のネットワーク機器の設定を変更することなく、ファイアウォールの内側にある機器への安全なリモートアクセスを実現するLantronix社独自の技術VIP Accessを搭載しており、将来的な機能拡張やリモートメンテナンスにも対応可能です。


【特　長】
■IEEE802.11a/b/g/n準拠 2.4GHzおよび5GHz対応 (Dual Band Radio)
■Linux OS搭載/IPv6対応
■強固なセキュリティを実現するWPA2-802.11iエンタープライズグレードおよび認証プロトコル対応
■Lantronix SmartRoam技術により、シームレスなモバイル接続と接続の信頼性向上を実現
■TCP/IPスタックやWebサーバー搭載
■外部インターフェース：Ethernet、Serial、USB、I2C、SPI
■省電力モード搭載
■ネットワークアプリケーションを搭載済みWiFiデバイスサーバー
■Webサーバー内蔵、CGIおよびAJAX対応
■32bit Processor搭載：外部機器のCPUパワーを使用せずアプリケーション搭載可能
■ファイアウォールを越えて遠隔地に設置された機器へのアクセスを可能にするLantronix社独自のVIP Access技術を搭載


【市　場】
《PremierWave EN》は、コンパクトで、しかも高度なセキュリティ機能を有するため、機密性の高いデータを取り扱い、高い安全性と信頼性が求められるデータ処理やデータ通信、例えば医療機器、電力計、自動販売機、セキュリティ関連、FA機器、ロボット、ゲーム機器、工場・ビルオートメーション、計測機器など、さまざまな分野に最適です。

《PremierWave EN》を用いることにより、開発時間の大幅短縮とコストの低減を実現します。