NMRパイプテクターの防錆効果の検証及び検証結果
2020/05/07
日本システム企画株式会社
◆はじめに
NMRパイプテクターは過去27年間に計4,200棟以上の建物の給水や空調冷温水配管などに、赤錆防止の目的で設置されました。効果検証はそのほとんどの建物で実施されています。
20年前の当初は、給水配管の材料は亜鉛メッキ鋼管が主として使用されておりました。5年以内に亜鉛は消失しその後、建物の配管内に赤錆が発生しました。朝一番の水は赤錆が溶出し水の色が濃い赤茶色になり、その後しばらくは蛇口から赤茶色の水が出てきました。
この赤茶色の水を、NMRパイプテクターは配管内の赤錆防止の効果で透明な水に変え、防錆効果の検証をしてきました。NMRパイプテクターは世界で唯一配管内の赤錆を防止し、既に配管内にできていた赤錆を水に不溶性の黒錆に変え、防錆効果と配管の延命を立証してきました。
◆北海道立工業試験場での検証
NMRパイプテクターの赤錆防止効果を最初に公的機関で検証したのは、「北海道立工業試験場(現、北海道立総合研究機構)」でした。
平成13年試験場からの特別許可により、NMRパイプテクター(PT-100DS)を1台設置しました。NMRパイプテクターの設置場所は研究棟系統高架水槽2次側(出口側)の給水配管で、設置前に朝一番の水を工業試験所1階の男子トイレの蛇口から採水しました。その後、NMRパイプテクターの設置1ヶ月後、2ヶ月後、4ヶ月後と計4回の採水を同じ条件で行い、採水した水中に含まれる鉄イオン値(水に溶けた赤錆の量)を測定して、その値が減少する事でパイプテクターの赤錆防止効果の検証が行われました。
NMRパイプテクター設置前の水の色は赤茶色で、水中の鉄イオン値は0.786mg/lと飲料水基準値の0.3mg/lを上回り、赤錆の進行がかなり進んでいる事を示しました。NMRパイプテクター設置1ヶ月後には水の色は薄くなり、0.553mg/l、2ヶ月後は0.423mg/lと減少し、4ヶ月後には水は透明で水道法水質基準値の0.3mg/lを下回る0.262mg/lとなりました。採水作業はすべて北海道立工業試験所の職員の方が行い、水中の鉄分値の分析も同工業試験所で実施されました。
今回の検証試験でNMRパイプテクターは赤錆を完全に防止し、配管内の赤錆を水に不溶な黒錆に変え、配管の酸化劣化を防止し配管を延命する事が出来ることを立証しました。
北海道大学名誉教授 勇田敏男先生が監修してこの検証試験は行いましたので、マンション管理専門情報紙「マンション管理新聞」の取材記事として北海道立工業試験場におけるNMRパイプテクターの配管内赤錆防止効果検証試験は紹介されました。
◆病院での検証
NMRパイプテクターの配管内防錆効果の検証を最初に実施した病院は、「日本赤十字社の旧医療センター」でした。
平成11年、築後24年の日本赤十字社の旧医療センターで使われていた給水配管は亜鉛メッキ鋼管製でした。
新生児の部屋の朝一番の水は、給水配管の内部に赤錆が発生し、水質基準値の0.3mg/lを大幅に上回る、2.0mg/lの鉄イオン値でした。そのため、毎朝使用する前に多量の水を捨てていました。この赤水解消及び、今後の漏水を防ぐため、高架水槽2次側配管にNMRパイプテクターを1台設置しました。
新生児の部屋の蛇口は高架水槽から150メートル程離れており、その蛇口から朝一番の水を採水し、水中の赤錆による鉄イオン値が減少する事でNMRパイプテクターの赤錆防止効果検証を行いました。NMRパイプテクターを設置する前は水中の鉄分値は2.0mg/lだったものが、設置2週間後に0.48mg/l、設置6週間後に0.27mg/lと飲料水の基準値0.3mg/l以下まで下がり、NMRパイプテクターが新規の赤錆を防ぎ、既にできていた赤錆を水に溶出しない黒錆へと還元させたことを立証して検証が終了しました。
なお、水中の鉄イオン値の測定は都立衛生研究所で実施しました。この検証結果は、平成12年1月号の日赤医療センター院内報に掲載され全国の日赤病院に通知されました。
▼コラム元はこちら
日本システム企画株式会社
コラム#01「NMRパイプテクターの赤錆防止効果の検証方法と検証結果について」
NMRパイプテクターは過去27年間に計4,200棟以上の建物の給水や空調冷温水配管などに、赤錆防止の目的で設置されました。効果検証はそのほとんどの建物で実施されています。
20年前の当初は、給水配管の材料は亜鉛メッキ鋼管が主として使用されておりました。5年以内に亜鉛は消失しその後、建物の配管内に赤錆が発生しました。朝一番の水は赤錆が溶出し水の色が濃い赤茶色になり、その後しばらくは蛇口から赤茶色の水が出てきました。
この赤茶色の水を、NMRパイプテクターは配管内の赤錆防止の効果で透明な水に変え、防錆効果の検証をしてきました。NMRパイプテクターは世界で唯一配管内の赤錆を防止し、既に配管内にできていた赤錆を水に不溶性の黒錆に変え、防錆効果と配管の延命を立証してきました。
◆北海道立工業試験場での検証
NMRパイプテクターの赤錆防止効果を最初に公的機関で検証したのは、「北海道立工業試験場(現、北海道立総合研究機構)」でした。
平成13年試験場からの特別許可により、NMRパイプテクター(PT-100DS)を1台設置しました。NMRパイプテクターの設置場所は研究棟系統高架水槽2次側(出口側)の給水配管で、設置前に朝一番の水を工業試験所1階の男子トイレの蛇口から採水しました。その後、NMRパイプテクターの設置1ヶ月後、2ヶ月後、4ヶ月後と計4回の採水を同じ条件で行い、採水した水中に含まれる鉄イオン値(水に溶けた赤錆の量)を測定して、その値が減少する事でパイプテクターの赤錆防止効果の検証が行われました。
NMRパイプテクター設置前の水の色は赤茶色で、水中の鉄イオン値は0.786mg/lと飲料水基準値の0.3mg/lを上回り、赤錆の進行がかなり進んでいる事を示しました。NMRパイプテクター設置1ヶ月後には水の色は薄くなり、0.553mg/l、2ヶ月後は0.423mg/lと減少し、4ヶ月後には水は透明で水道法水質基準値の0.3mg/lを下回る0.262mg/lとなりました。採水作業はすべて北海道立工業試験所の職員の方が行い、水中の鉄分値の分析も同工業試験所で実施されました。
今回の検証試験でNMRパイプテクターは赤錆を完全に防止し、配管内の赤錆を水に不溶な黒錆に変え、配管の酸化劣化を防止し配管を延命する事が出来ることを立証しました。
北海道大学名誉教授 勇田敏男先生が監修してこの検証試験は行いましたので、マンション管理専門情報紙「マンション管理新聞」の取材記事として北海道立工業試験場におけるNMRパイプテクターの配管内赤錆防止効果検証試験は紹介されました。
◆病院での検証
NMRパイプテクターの配管内防錆効果の検証を最初に実施した病院は、「日本赤十字社の旧医療センター」でした。
平成11年、築後24年の日本赤十字社の旧医療センターで使われていた給水配管は亜鉛メッキ鋼管製でした。
新生児の部屋の朝一番の水は、給水配管の内部に赤錆が発生し、水質基準値の0.3mg/lを大幅に上回る、2.0mg/lの鉄イオン値でした。そのため、毎朝使用する前に多量の水を捨てていました。この赤水解消及び、今後の漏水を防ぐため、高架水槽2次側配管にNMRパイプテクターを1台設置しました。
新生児の部屋の蛇口は高架水槽から150メートル程離れており、その蛇口から朝一番の水を採水し、水中の赤錆による鉄イオン値が減少する事でNMRパイプテクターの赤錆防止効果検証を行いました。NMRパイプテクターを設置する前は水中の鉄分値は2.0mg/lだったものが、設置2週間後に0.48mg/l、設置6週間後に0.27mg/lと飲料水の基準値0.3mg/l以下まで下がり、NMRパイプテクターが新規の赤錆を防ぎ、既にできていた赤錆を水に溶出しない黒錆へと還元させたことを立証して検証が終了しました。
なお、水中の鉄イオン値の測定は都立衛生研究所で実施しました。この検証結果は、平成12年1月号の日赤医療センター院内報に掲載され全国の日赤病院に通知されました。
▼コラム元はこちら
日本システム企画株式会社
コラム#01「NMRパイプテクターの赤錆防止効果の検証方法と検証結果について」
