NMRパイプテクター導入先紹介、ロンドン市庁舎の設置例 最終回
2020/05/26
日本システム企画株式会社
◆「ロンドン市庁舎(ギルドホール・ロンドン)」での設置例 前回までのお話し
今回は、ロンドン市庁舎(ギルドホール・ロンドン)でのNMRパイプテクターの設置事例のご紹介、第2回目になります。
前回は、ロンドン市庁舎での老朽化による配管内赤錆劣化の問題や、対策としての配管更新工事に必要な負担等のお話しをしました。
前回までのお話しをご覧になっていない方は、是非お読みください!
今回は、ロンドン市庁舎でNMRパイプテクターが導入され、どのような防錆効果をだせたのかご紹介いたします。
◆NMRパイプテクターは配管修繕に関わる様々な負担を軽減
NMRパイプテクターは配管の外側に装着する装置となり、断水の必要はありません。作業時間も1~2時間で完了し、その間の建物の使用制限もありません。
簡易的な工事で対応できる事から、費用も配管更新工事に比べ1/5~1/10と大幅に削減出来ます。
一番のメリットは、NMRパイプテクターは配管の修繕でなく、長期的な延命を目的としている事です。
他の一時的な配管の状態維持となる、配管更新や更生工事と違い、NMRパイプテクターは、適正に使用いただければ建物寿命まで配管寿命を延命させますので、長期的に見ても建物管理にかかる負担が大幅に軽減可能となります。
◆ロンドン市庁舎でNMRパイプテクターの導入決定
防錆効果以外にもさまざまなメリットがある事から、ロンドン市庁舎でNMRパイプテクターの導入が決定されました。
そして、NMRパイプテクターの設置の前に、ロンドン市庁舎で赤水の発生していた給湯配管内の採水検査を行い、その結果、鉄分値6.36mg/lである事が判明しました。
イギリスの水道法に基づく水質基準値は0.2mg/lである事から、30倍以上の非常に高い鉄分値が検出された事がわかります。
NMRパイプテクターを設置し、3週間後の採水検査では鉄分値0.015mg/lにまで大幅に減少しました。この段階ですでに、給湯配管内の赤水は透明となっており、目視でも配管内の状態が改善している事が確認されています。
NMRパイプテクターを設置し、7週間後の採水検査では鉄分値0.007mg/lとさらに減少し防錆効果が表れている事を立証しました。
◆配管内ではどんな事が起こっているのか?
この防錆効果について、NMRパイプテクターが起こした現象は、赤錆の還元作用です。NMRパイプテクターを装着した配管内を通過した水は、赤錆への還元作用を持つようになり、赤錆を黒錆へ変化させます。
黒錆は昔から利用されていて、赤錆を防ぐ目的で、鉄の表面に黒錆でコーティングを行います。イメージし易いものでは、中華鍋や南部鉄瓶がそうです。
配管内で赤錆から黒錆への還元作用が起こると、配管内が黒錆で被膜されますが、黒錆は固い結晶の不導態であり、水に溶けない性質の為、結果配管内が中華鍋や南部鉄瓶と同じ様に強化されるのです。
また、黒錆は赤錆の1/10の体積である事から、配管内の赤錆閉塞も改善します。
◆NMRパイプテクターについての推薦状がロンドン市庁舎より出されました
NMRパイプテクターの導入によって、ロンドン市庁舎の給湯配管内の赤錆問題は解決されました。
ロンドン市庁舎では、NMRパイプテクターについて防錆効果や、赤錆問題を低コストで解決できた事から、その性能について非常に満足していただき、NMRパイプテクターについての推薦状が出されました。
推薦状には、ロンドン市庁舎調査事業部不動産管理部と、ロンドン市庁舎技術サービス部の課長の名前が明記されており、このようにNMRパイプテクターについて高く評価をいただけた事は、非常に喜ばしい事です。
建物の修繕の負担を軽減する為、建物管理に関わっている方は、是非今の長期修繕計画を見直してみてはいかがでしょうか?
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コラム#17「ロンドン市庁舎にも導入されているNMRパイプテクターその導入事例を紹介」
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今回は、ロンドン市庁舎(ギルドホール・ロンドン)でのNMRパイプテクターの設置事例のご紹介、第2回目になります。
前回は、ロンドン市庁舎での老朽化による配管内赤錆劣化の問題や、対策としての配管更新工事に必要な負担等のお話しをしました。
前回までのお話しをご覧になっていない方は、是非お読みください!
今回は、ロンドン市庁舎でNMRパイプテクターが導入され、どのような防錆効果をだせたのかご紹介いたします。
◆NMRパイプテクターは配管修繕に関わる様々な負担を軽減
NMRパイプテクターは配管の外側に装着する装置となり、断水の必要はありません。作業時間も1~2時間で完了し、その間の建物の使用制限もありません。
簡易的な工事で対応できる事から、費用も配管更新工事に比べ1/5~1/10と大幅に削減出来ます。
一番のメリットは、NMRパイプテクターは配管の修繕でなく、長期的な延命を目的としている事です。
他の一時的な配管の状態維持となる、配管更新や更生工事と違い、NMRパイプテクターは、適正に使用いただければ建物寿命まで配管寿命を延命させますので、長期的に見ても建物管理にかかる負担が大幅に軽減可能となります。
◆ロンドン市庁舎でNMRパイプテクターの導入決定
防錆効果以外にもさまざまなメリットがある事から、ロンドン市庁舎でNMRパイプテクターの導入が決定されました。
そして、NMRパイプテクターの設置の前に、ロンドン市庁舎で赤水の発生していた給湯配管内の採水検査を行い、その結果、鉄分値6.36mg/lである事が判明しました。
イギリスの水道法に基づく水質基準値は0.2mg/lである事から、30倍以上の非常に高い鉄分値が検出された事がわかります。
NMRパイプテクターを設置し、3週間後の採水検査では鉄分値0.015mg/lにまで大幅に減少しました。この段階ですでに、給湯配管内の赤水は透明となっており、目視でも配管内の状態が改善している事が確認されています。
NMRパイプテクターを設置し、7週間後の採水検査では鉄分値0.007mg/lとさらに減少し防錆効果が表れている事を立証しました。
◆配管内ではどんな事が起こっているのか?
この防錆効果について、NMRパイプテクターが起こした現象は、赤錆の還元作用です。NMRパイプテクターを装着した配管内を通過した水は、赤錆への還元作用を持つようになり、赤錆を黒錆へ変化させます。
黒錆は昔から利用されていて、赤錆を防ぐ目的で、鉄の表面に黒錆でコーティングを行います。イメージし易いものでは、中華鍋や南部鉄瓶がそうです。
配管内で赤錆から黒錆への還元作用が起こると、配管内が黒錆で被膜されますが、黒錆は固い結晶の不導態であり、水に溶けない性質の為、結果配管内が中華鍋や南部鉄瓶と同じ様に強化されるのです。
また、黒錆は赤錆の1/10の体積である事から、配管内の赤錆閉塞も改善します。
◆NMRパイプテクターについての推薦状がロンドン市庁舎より出されました
NMRパイプテクターの導入によって、ロンドン市庁舎の給湯配管内の赤錆問題は解決されました。
ロンドン市庁舎では、NMRパイプテクターについて防錆効果や、赤錆問題を低コストで解決できた事から、その性能について非常に満足していただき、NMRパイプテクターについての推薦状が出されました。
推薦状には、ロンドン市庁舎調査事業部不動産管理部と、ロンドン市庁舎技術サービス部の課長の名前が明記されており、このようにNMRパイプテクターについて高く評価をいただけた事は、非常に喜ばしい事です。
建物の修繕の負担を軽減する為、建物管理に関わっている方は、是非今の長期修繕計画を見直してみてはいかがでしょうか?
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