この度、SKFグループブランドであるCooperころ軸受製品群が、「SKF Cooper分割軸受」として販売されることとなりました。

2018年1月15日、スウェーデン、ヨーテボリ:　SKFは2013年に、米国に拠点を置くKaydon Corporation社の一部として、Cooper Roller Bearings Co Ltdを取得しました。Kaydon Corporation社は当時、Cooper社の親会社でした。SKFへの統合期間を経て、今後はCooper分割軸受の全製品群がSKF Cooperというブランド名で販売されることとなりました。

SKF Cooper製品は、成長を続ける船舶・海運、鉱業、採石業、建設機械、エネルギーなどの産業向けにSKFが統合的に提供しているソリューション製品群の一部として拡充を続けます。ブランド名の変更に伴いSKF Cooper製品の販売ルートも変わります。お客様からのお問い合わせの対応、製品の供給、アフターサポートなども将来的には各地のSKF販売店を通じてグローバルベースで扱われることとなります。

SKF Cooper分割ころ軸受は周辺の機器を分解せずに取り付け・取り外しおよび点検が行えるため、メンテナンスやダウンタイムの削減が図れます。製品のタイプには分割円筒ころ軸受と、分割複列円すいころ軸受があります。円すいころ軸受は、両方向のアキシアル荷重を負荷することができます。どちらの軸受もシール付きの調心機能をもった特殊なカートリッジ内に組み込まれます。カートリッジは、ペデスタル（ピローブロック）やフランジ付きのハウジングに取り付けられます。

カートリッジ外面は球面状となっており、ボールソケットジョイントのように、相手側のユニットのはめあい面に適合します。軸にミスアライメントが生じると、軸に追従する形でカートリッジ、シール、軸受が一体となって傾くことから、軸はシールの中心に保たれます。この構成により、ハウジングと軸の間の公差を極めて小さくすることができ、低摩擦の軸受製品としては最高の評価を得ている密封性能が発揮されます。

その他の多様な補完製品群や定評のある優れた技術とならび、Cooper社とSKF社には共通点がもう一つあります。それは、1907年が、両社の社歴においてそれぞれ特に記念すべき年となっている点です。Cooper社の創設者トーマス・クーパーが、世界初の分割転がり軸受で特許を取得した年が1907年でした。そしてまさしく同じ年に、スヴェン・ヴィンクヴィストが最初の自動調心軸受を発明し、Svenska Kullagerfabriken社を設立したのです。同社は現在では、一般的にSKFとして知られています。

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e-mail: skf.japan@skf.com
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