EMIを低減する車載用ライティング用1.5A同期降圧型LEDドライバIC
カリフォルニア州ミルピタス:2023年 4月 10日 - ISSIの一部門であるLumissil Microsystemsは、最新の高性能Synchronous Buck型 LEDドライバICのリリースを発表しました。
IS32LT3965は幅広い動作電圧と温度範囲にわたって安定したLED輝度を必要とする車載アプリケーション向けに設計されています。これは統合されたハイサイドおよびローサイドFETスイッチ、ハイサイド電流センシング、Ultra-Low 1uAシャットダウン電流、早い出力応答、低EMIスペクトラム拡散、-40°C~+150°Cでの動作保証などの高度な機能を備えた1.5A同期スイッチングLEDドライバで、薄型フリップチップパッケージで提供されます。これらの機能によりデュアル輝度デイタイムランニングライト(DRL)、フォグライト、ウェルカムライト、ロゴランプ、オートバイのヘッドライトなど自動車用ライティングアプリケーションに最適です。
IS32LT3965は同期整流を実装することにより外付けダイオードが不要になり、システムの動作効率が向上します。外部ダイオードを内蔵 FETスイッチに置き換えることにより出力損失が最小限に抑えられ、システムの効率が向上します。IS32LT3965はForced Continuous ConductionMode(FCCM)を実装しており、Light LoadまたはFull Load条件下において固定周波数で確実に動作します。最大2.2MHzの固定FCCM周波数で動作し、スペクトル拡散とともにEMIエネルギーピークを大幅に低減します。これによりフィルター回路の小型化と低コスト化が可能になり、Class-5 EMI テストへの合格を容易にします。
「IS32LT3965は当社の最新のAEC-Q100準拠 LEDドライバであり、自動車市場に高性能、高機能を提供します。」マーケティング担当副社長のVen Shanは次のように述べています。「このドライバは、より低い実装コストでライティングの要件に対応する高度な技術を統合するという当社のコミットメントを示しています。IS32LT3965は革新的な薄型フリップチップパッケージで提供され、FCCMや同期スイッチングなどの最新機能が搭載されており、LEDランプの設計を簡素化しながら性能を向上させることができます。」
IS32LT3965 1.5A Synchronous Buck Converterは外部補償を必要とせずに、広い出力電圧範囲にわたって高速過渡応答をサポートします。ハイサイドFETスイッチのサイクルごとの電流制限により、過電流状態時にデバイスが保護されます。ハイサイド電流センシングによりLEDカソードがグランドを基準としてシャーシグランドを使用するため、リターンワイヤをなくすことができるため1本のワイヤのみでリモートLEDボードを駆動することができます。
IS32LT3965のフリップチップパッケージには外付けダイオードを必要とせず、スペクトラム拡散を備えたFCCMはEMI設計を簡素化し、PCB面積を削減しBOMを最小限に抑えることに役立ちます。IS32LT3965はスペースが限られている要求の厳しいランプ設計に理想的な選択肢です。
製品ステータス・価格
IS32LT3965:量産中、$0.94@1k個時
WFCQFN14パッケージ
AEC-Q100準拠
PPAPをサポート
