米国ミネソタ州シーフリバーフォールズ：Acconeer ABのA1 SRDレーダセンサは、新しい流通契約の締結を経て、グローバルな電子部品ディストリビュータのDigi-Key Electronicsを通じ、世界中に直ちに出荷することが可能となった。
A1レーダセンサは、極めて低い消費電力でミリメートル単位の精度を可能にする特許を取得したユニークな技術に基づいている。センサはPCR（パルスコヒーレントレーダ）技術に基づいており、消費電力を数マイクロワットに抑えながら距離分解能が極めて高いなど、いくつかの強みを備え、他のデバイスに統合するユニークな可能性を提供する。精度、低消費電流、モーションとジェスチャ、材質識別、容易な統合などの特質がある。

「Acconeerは、Digi-Keyとともに革新的なレーダセンサを発売できることをとても喜ばしく思います」と、AcconeerのCEOであるラース・リンデル氏は述べている。「Digi-Keyのグローバルな出荷と顧客ベースにより、Acconeerは世界中のお客様にアプローチすることができます」

Acconeerの画期的な3Dセンサ技術は、複数の産業向けのさまざまな用途において無限の可能性を生み出す。このような産業には、ロボットとドローン、モバイルとウェアラブル、IoT、電動工具と産業、医療とフィットネス、自動車が含まれる。


主な特性は以下のとおり。
■ミリメートル単位の精度：1つまたは複数のオブジェクトに対するミリメートル単位の距離精度
■移動および速度測定：最大1500Hzの連続測定
■材質識別：異なる誘電率を持つ材質の区別
■マイクロワット：電池駆動デバイスに統合可能
■最適化された統合：アパーチャを必要としない組み込みRFおよびアンテナソリューションによる小型のワンチップソリューション
■堅牢性：ノイズ、ほこり、色、直接または間接光などの自然干渉に影響されない

「Acconeerと提携し、高度なセンシングアプリケーションを設計する弊社のお客様のために、材質識別とモーション検出を可能にするレーダセンサのユニークな特性を活用できることをとても嬉しく思います」とDigi-Keyの国際半導体担当副社長であるデービッド・スタイン氏は述べている。「小型フォームファクタで電力効率が良く、高度かつ高精度な3Dセンサの必要性は増しており、Acconeerとの新しいパートナーシップは将来におけるグローバルな技術トレンドを推進する助けとなると確信しています」