溶接いらず、熱を加えないクラック補修
【メカニカルスティッチ工法】は、金属に発生するクラック部位に対して、火も熱も使わずにメカニカル(機械的)な手法でアプローチする補修工法。基本となるSボルトは、上向きに設計されたネジ山の働きによって引付力を発生させ、亀裂除去と気密性を保持する。補強プレートによって母材の強度回復を図り、クラックの進展を抑制する。母材が鋳物であっても補修が可能なほか、熱による硬化や残留応力がなく、2次損傷も防止する。火気を使用しないため、設備設置現場での安全作業も可能だ。施行工期は短期で済むのでコスト面でも優れ、工場の稼働率低下を抑えられる。