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データレコーダ/データロガ/データ収集システム
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データレコーダ・データロガは、温度、湿度、圧力、電圧、電流などの物理量を時間とともに記録する機器である。これらのデータは品質管理、環境監視、製品開発、研究目的など、様々なシーンで活用される。自動で連続的にデータを収集できるため、人手による測定が困難な環境や、長期間にわたるデータのトレンドを把握する必要がある場合に特に有効である。また、データレコーダ・データロガは、測定データをデジタル形式で保存し、後で分析やレポート作成のためにPC等に転送できる機能を持つものが多い。
データレコーダ・データロガの種類とその特徴
■ 温湿度データレコーダ・データロガ: 環境の温度や湿度をセンサーで計測し、データを記録する。小型で携帯しやすく、長期間のモニタリングに適しており、倉庫や研究室、農業など、環境管理が必要な場所で使用される。
■ 電圧・電流データレコーダ・データロガ: 電気回路からの電圧や電流を計測し、記録する。電気設備の監視やエネルギー消費の分析に利用される。高精度の測定が可能で、電力使用の最適化に貢献する。
■ 多チャンネルデータレコーダ・データロガ: 複数のセンサーから同時に異なる種類のデータを収集し、記録する。多様なデータを一元管理でき、詳細な分析を可能にするため、複雑な実験やシステムの監視、複数地点での環境測定に使用される。
データレコーダ・データロガの技術は、IoT技術の発展により、さらに進化していくことが期待される。センサー技術の向上や通信技術の発展により、より小型で高精度なデータレコーダが登場し、リアルタイムでのデータ監視や遠隔地からのデータ管理が容易になるだろう。また、エネルギー管理、環境監視、スマートファームなど、新たな応用分野での需要も拡大していくと考えられる。
また、大量のデータを効率的に扱い、組織の意思決定プロセスを強化し、競争力の向上に貢献するデータ収集システムでは、産業施設やインフラの監視、制御を行うためのSCADAシステム、製造現場の作業指示や進捗、品質管理などを統合的に管理するMESシステム、インターネットに接続されたセンサーやデバイスからデータを収集するIoTデータ収集システムなどがあり、データ駆動型の意思決定がますます重要になる現代において、組織の競争力を高めるためのキーとなっている。
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