【カタログプレビュー】【Apalis iMX6】 組み込みコンピューティングのための最新アーキテクチャ

ToradexはApalisコンピューターモジュールを戦略的に展開することで、お客様へ組込市場での顧客が求める最新テクノロジーを使った最先端の製品開発をお手伝いします。
■SO-DIMMモジュール Apalis T30
【Apalis T30】は、既存のColibriシリーズよりさらに広範囲の産業インターフェイスをサポートするコンピューターモジュール製品ファミリー。クアッドコアのCortex A9 CPUを採用したNVIDIA Tegra T30プロセッサ搭載し、開発リソースとリスクを最小限に抑えた上で、最も先進的かつ確固たる製品の開発を可能にする。ベースボード上の高速信号配線の簡素化を可能にするDirect Breakoutを搭載したほか、MXM SnapLockは独特のコネクター構造でモジュールを固定する。PCIe、Serial ATA、カメラシリアルインターフェース、CAN、デジタルオーディオ、S/PDIFに対応。GPIOが3.3V耐性を持つ。このほかApalisは、最も要求の厳しいアプリケーションに対応すべく、既製の受動冷却手段にも対応。Linuxがプリインストールされて出荷。使用可能なOSはWindows Embedded Compact 7/2013、Linux。
■Freescale Vybridプロセッサ搭載コンピュータモジュール Colibri VF61
【Colibri VF61】は、Freescale Vybrid組込用SoCをベースにしたSODIMMサイズのコンピュータモジュール。優れたCPU能力とグラフィック性能(1024×768 24bpp)を最低限の消費電力で提供し、Cortex A5 CPUコアが最大500MHzで動作することに加え、M4コアも167MHzで動作する。67.6×36.7×6.2mmのボードにデュアルコア(ARM Cortex-A5&ARM Cortex-M4)、1MBオンチップSRAM、DDR3メモリーインターフェース、PHYを内蔵した2つのハイスピードUSB、L2スイッチを内蔵した2つのイーサネット、デジタルかアナログのビデオカメラインターフェースを搭載。Cortex-Aクラスのコアで商用OSを動かしながら、Cortex-MクラスのコアでRTOSを動作させるというソリューションに対して理想的である。また、すべてのColibriモジュールは電気的にピン互換となっており、既存ユーザーは現行のColibriPXAシリーズやColibri Txxから極めて簡単にColibri VF61へ移行できる。対応OSはWindows CE 6.0およびLinux。家電製品や産業機器における簡単なHMI、インフラや製造設備のセキュア制御、モータードライブや電源インバータなどのエネルギー変換アプリケーション、ロボットや産業用車両などのモバイル電池駆動システムの制御、といった広範なアプリケーションに最適。さらにオンチップの暗号化、セキュアブート、反タンパー、反クローンの強力な組合せを提供することにより、スマートグリッドや産業機器の制御などのセキュアに敏感、もしくは重要インフラのアプリケーションにも使用できる。