回路保護分野におけるグローバルリーダー、リテルヒューズ・インク(本社：米国イリノイ州シカゴ市、NASDAQ：LFUS)の日本法人であるLittelfuseジャパン合同会社(本社：東京都港区)は、eFuse;保護ICラインナップの新製品、「LS0502SCD33Sシリーズ」を5月下旬より発売します。

この開発により、過酷な状況下でのバックアップ電源の充電に特化したスーパーキャパシタ保護ICが導入され、業界における新たなベンチマークとなります。
製品紹介動画：https://players.brightcove.net/1799386164001/default_default/index.html?videoId=6348968771112

バックアップ電源はさまざまな状況で不可欠ですが、リチウムイオン電池の温度の許容範囲が狭いため、アプリケーションが制限されることが多々あります。この課題に対応するため、リテルヒューズは「LS0502SCD33Sシリーズ」を開発しました。スーパーキャパシタ技術を活用し、幅広い温度範囲と、優れた電力／エネルギー密度を提供するソリューションを実現。シングルセル対応により、信頼性が高くコンパクトなバックアップオプションを得られます。

「LS0502SCD33Sシリーズ」の特長は、高い動作電圧(3V超)を容易に管理できる点で、これにより複雑な電力管理の手間を省略できます。本製品は、入力過電圧と電流保護を統合したメカニズムにより、潜在的なシステム障害から保護します。また、ストレージキャパシタやキャパシタバンクに対し、適応性の高いオールインワンタイプで省スペースなソリューションを提供します。さらに、入力電圧が低下した際の逆電流を阻止するための理想的なダイオードを備えており、パフォーマンスと効率を維持します。

今回のeFuse保護IC製品群の拡張により、リテルヒューズはポータブルバッテリーデバイスに対する保護を提供できるようになり、飛躍的に進化するスーパーキャパシタの管理および保護市場の最先端に位置することになります。

本製品は、多様な保護機能をサポートしている点が他と一線を画しています。過電流保護(OCP)と過電圧保護(OVP)を備える一方で、エネルギー効率が高く、プライマリ／バックアップの自動切り替えが容易にできる点で、競合製品との差別化を図っています。

また、本製品は保護機能だけでなく、信頼性の向上と寿命の延長を実現し、メンテナンスコストの削減に貢献します。さらに、バッテリーの耐久性を向上させ、コンパクト設計により最終製品のサイズを最小限に抑えることが可能です。これは、長時間のスタンバイ時間を必要とするデバイスにとって不可欠な機能です。

【機能の概要】
本製品は、入力過電圧、過電流保護、逆阻止スイッチ、およびスーパーキャパシタ充電制御回路を統合した包括的なバックアップ用ストレージ・キャパシタ・システム・ソリューションです。シングルセルスーパーキャパシタ構成のバランス充電を保証し、ストレージコンポーネントが完全に充電された後、最小2.5μAの電流消費で動作し、入力電源の切断を通知するため、プライマリシステムが迅速に対応できます。

【用途】
車載用ダッシュボードカメラ、スマートユーティリティメーター、IoT ガジェット、産業用携帯機器、着脱式バッテリーを使用したポータブル電子機器

【入手方法】
「LS0502SCD33シリーズ」はテープ＆リール形式で5,000個よりご提供いたします。リテルヒューズ正規代理店にお問い合わせください。リテルヒューズの正規代理店はlittelfuse.comでご確認いただけます。

最新シリーズのリリースに関する詳細情報は、eFuseスーパーキャパシタ保護IC「LS0502SCD33S」製品ページ(https://www.littelfuse.co.jp/products/protection-ic/efuse/ls0502scd33s.aspx)をご覧ください。