～自己防衛型のコンパクトな設計により、IoTセキュリティシステム、ホームおよびビルオートメーションへの設置を簡素化～

持続可能で接続性の高い、より安全な世界を実現する工業技術製造企業リテルヒューズ・インク（本社：米国イリノイ州シカゴ市、NASDAQ：LFUS）の日本法人であるLittelfuseジャパン合同会社（本社：東京都港区）は、テレビドアホンシステムのチャイムバイパス用に最適化された、堅牢で自動作動するノーマリークローズド（常時閉）ソリッドステートリレー「CPC2501Mシリーズ」を7月下旬に発売します。

ディスクリートリレー回路を置き換えるよう設計された「CPC2501Mシリーズ」は、この機能を持つリテルヒューズの製品ラインアップの中で初の特定用途向け集積回路(ASIC)です。自己保護、フォルトタイミング、ソリッドステートスイッチング機能を1つのコンパクトな6×6mm QFNパッケージに組み込むことで、テレビドアホンの統合を簡素化すると同時に、信頼性と安全性を向上します。

本製品により、テレビドアホンのメーカーは製品を既存の住宅設備で機能させることができます。また、エンドユーザーは既存のドアチャイムボックスを使用して、ドアベルのボタンを新しいテレビドアホンユニットに交換でき、特別な設置や回路の追加は必要ありません。

【特長】
・内蔵の自動作動ロジックにより、外部マイクロコントローラやソフトウェア制御が不要
・内蔵の故障保護タイマー（～17秒）が、ボタンの長時間押下やチャイム故障時に自動的にリセット
・60VP双方向電圧と1.84ARMS連続負荷電流での高性能スイッチング
・始動時やサージ状態に対応するピーク電流容量5A
・熱的に最適化された6×6mm QFN-16パッケージは、コンパクトなモジュール設計のためにPCBスペースを節約
・標準の8～24VACドアベル変圧器の背後に設置可能

【課題／ソリューション】
テレビドアホンの普及が進むにつれ、従来の家庭用配線や機械式チャイムを使用してこれらのデバイスに電力を供給するという課題も増えています。「CPC2501Mシリーズ」は、チャイムが非アクティブ時に電力バイパス経路を作成し、ドアベルの動作時にはその経路を即座に遮断することでこの課題に対処し、複雑な改修なしにカメラユニットへの電力供給を継続し、チャイム機能を完全に確保します。

【アプリケーションと市場】
「CPC2501Mシリーズ」は、テレビドアホンシステムのドアチャイムバイパス用に最適化されていますが、次の用途にも適しています。
・ビルオートメーション制御
・電圧制御作動を備えたIoTデバイス
・コンパクトなソリッドステートスイッチングを必要とするセキュリティシステム
・汎用の電圧制御リレー設計

【入手方法】
リテルヒューズ正規代理店にお問い合わせください。リテルヒューズの正規代理店はlittelfuse.comでご確認いただけます。

詳細については、ソリッドステートリレーIC「CPC250１Mシリーズ」の製品ページ（https://www.littelfuse.com/ja-jp/products/power-semiconductors-control-ics/solid-state-relays/optomos-relays/normally-closed-relays/1-form-b/cpc2501m）をご覧ください。