ロームが、携帯電話用LCD のバックライト向けに業界最小サイズのLED ドライバIC シリーズを開発
2008/12/05
ローム(株)
携帯電話、メモリーオーディオ、Blue Tooth ヘッドフォンなど各種ポータブル機器で使用される1.6〜4 インチクラスの小型LCD のバックライト用として、高密度実装向け超小型WL-CSP（ウエハレベルチップサイズパッケージ）を採用したLED ドライバIC シリーズを開発しました。今回開発したラ
インアップは、1.6〜2.4インチクラスLCD用に「2〜3灯:BD82103GWL（1.5×1.8×0.55mm）」、2.0〜2.8 インチクラスLCD用に「3〜4灯:BD1204GWL（1.85×1.85×0.55mm）」および2.6〜4インチクラスLCD 用に「5〜6 灯:BD1206GUL（2.0×2.0×0.55mm） 」の3機種で、各灯数別のドライバICはそれぞれ業界最小サイズを実現しています。
3〜4 灯タイプの「BD1204GWL」と5〜6 灯タイプの「BD1206GUL」はいずれもサンプル出荷（サンプル価格：BD1204GWLは180 円／個、BD1206GULは250円／個）を2008年11月から開始し、量産はそれぞれ2009年6月から100万個体制、2009年5月から50万個体制で予定しています。また2〜3 灯タイプの「BD82103GWL」は既にサンプル出荷（サンプル価格：120
円／個）および月産100万個体制で量産を開始しております。なお、生産は3機種ともに前工程がローム浜松株式会社（静岡県）、後工程をローム福岡株式会社（福岡県）で行います。
携帯電話のデザインや機能が多様化し、搭載されるLCD表示器のサイズも様々になり、バックライト用のLEDドライバIC も様々なLED 灯数に対応できるラインアップが必要となってきました。また、セット自体の小型化・薄型化要求も根強く、LEDドライバにも一層の小型化・薄型化も強く求められています。さらに携帯電話の中級機能搭載モデルにおいて
は、動画アプリケーション（TVなど)の搭載がスタンダードとなりつつあり、動画再生等での画面表示時間が延長化されることから、バッテリーの持ち時間延長のために、LCD表示部での低消費電力動作も強く求められています。
これらの要求に応える為、パッケージに高密度実装超小型WL-CSP を採用し、従来サイズ（QFN パッケージ品）に比べてLED 点灯数が2〜3 灯タイプ（体積比84% 、面積比70% 削減）、3〜4 灯タイプ（体積比79% 、面積比62% 削減）、5〜6 灯タイプ(体積比86% 、面積比75% 削減)で業界最小の小型化を実現しました。3機種とも外付けコイルが不要となる自動昇圧倍率（×1,×1.5,×2 の3 段階）切り替えチャージポンプ式を採用。1 線の制御線で16 段階（0.125mA〜20mA 、擬似Log カーブ）の定電流ドライバを制御する方式UPIC（ Uni-Port Interface Control ）を採用し、配線本数の低減が可能です。超小型パッケージの採用、そして外付け部品の削減および配線数の低減によりセットの小型化・薄型化・省スペース設計に最適です。
さらに、中級機能搭載モデルに使用される2.0〜4インチクラスLCD のバックライト用「BD1204GWL 」、「BD1206GUL 」においては、回路の最適化とレイアウトの最適化により、超小型にもかかわらずPWM 信号により動画に連動したバックライト制御が可能になるPWM 輝度制御にも対応しました。これは、多機能タイプのバックライトLED ドライバで好評
な機能で、動画に連動したバックライト輝度制御ができるため、簡単に低消費電力システムを構築できます。PWM 制御時には出力リップルを抑制する機能を搭載し、セットの上でのノイズ増加を抑制することが可能なので、外付けのノイズ対策部品が不要となります。
ロームは従来からLCD バックライト用LED ドライバの分野で、白色LED 灯数や昇圧の方式、メインおよびサブのバックライト、モバイルライトやイルミネーション対応など様々な仕様で対応しており、小型・高効率を共通の特長としているため、市場から高い評価を得ています。今後ともお客様のニーズに沿った製品開発をすすめると共に、さらなる製品シリーズの拡充に努めてまいります。
インアップは、1.6〜2.4インチクラスLCD用に「2〜3灯:BD82103GWL（1.5×1.8×0.55mm）」、2.0〜2.8 インチクラスLCD用に「3〜4灯:BD1204GWL（1.85×1.85×0.55mm）」および2.6〜4インチクラスLCD 用に「5〜6 灯:BD1206GUL（2.0×2.0×0.55mm） 」の3機種で、各灯数別のドライバICはそれぞれ業界最小サイズを実現しています。
3〜4 灯タイプの「BD1204GWL」と5〜6 灯タイプの「BD1206GUL」はいずれもサンプル出荷（サンプル価格：BD1204GWLは180 円／個、BD1206GULは250円／個）を2008年11月から開始し、量産はそれぞれ2009年6月から100万個体制、2009年5月から50万個体制で予定しています。また2〜3 灯タイプの「BD82103GWL」は既にサンプル出荷（サンプル価格：120
円／個）および月産100万個体制で量産を開始しております。なお、生産は3機種ともに前工程がローム浜松株式会社（静岡県）、後工程をローム福岡株式会社（福岡県）で行います。
携帯電話のデザインや機能が多様化し、搭載されるLCD表示器のサイズも様々になり、バックライト用のLEDドライバIC も様々なLED 灯数に対応できるラインアップが必要となってきました。また、セット自体の小型化・薄型化要求も根強く、LEDドライバにも一層の小型化・薄型化も強く求められています。さらに携帯電話の中級機能搭載モデルにおいて
は、動画アプリケーション（TVなど)の搭載がスタンダードとなりつつあり、動画再生等での画面表示時間が延長化されることから、バッテリーの持ち時間延長のために、LCD表示部での低消費電力動作も強く求められています。
これらの要求に応える為、パッケージに高密度実装超小型WL-CSP を採用し、従来サイズ（QFN パッケージ品）に比べてLED 点灯数が2〜3 灯タイプ（体積比84% 、面積比70% 削減）、3〜4 灯タイプ（体積比79% 、面積比62% 削減）、5〜6 灯タイプ(体積比86% 、面積比75% 削減)で業界最小の小型化を実現しました。3機種とも外付けコイルが不要となる自動昇圧倍率（×1,×1.5,×2 の3 段階）切り替えチャージポンプ式を採用。1 線の制御線で16 段階（0.125mA〜20mA 、擬似Log カーブ）の定電流ドライバを制御する方式UPIC（ Uni-Port Interface Control ）を採用し、配線本数の低減が可能です。超小型パッケージの採用、そして外付け部品の削減および配線数の低減によりセットの小型化・薄型化・省スペース設計に最適です。
さらに、中級機能搭載モデルに使用される2.0〜4インチクラスLCD のバックライト用「BD1204GWL 」、「BD1206GUL 」においては、回路の最適化とレイアウトの最適化により、超小型にもかかわらずPWM 信号により動画に連動したバックライト制御が可能になるPWM 輝度制御にも対応しました。これは、多機能タイプのバックライトLED ドライバで好評
な機能で、動画に連動したバックライト輝度制御ができるため、簡単に低消費電力システムを構築できます。PWM 制御時には出力リップルを抑制する機能を搭載し、セットの上でのノイズ増加を抑制することが可能なので、外付けのノイズ対策部品が不要となります。
ロームは従来からLCD バックライト用LED ドライバの分野で、白色LED 灯数や昇圧の方式、メインおよびサブのバックライト、モバイルライトやイルミネーション対応など様々な仕様で対応しており、小型・高効率を共通の特長としているため、市場から高い評価を得ています。今後ともお客様のニーズに沿った製品開発をすすめると共に、さらなる製品シリーズの拡充に努めてまいります。
