ロームとアヴネット・インターニックスが共同でザイリンクス7シリーズFPGAおよび Zynq-7000 All Programmable SoCに最適な電源モジュールボード販売を開始
ロームは、高品質かつ高信頼性の電源モジュール・ソリューションを提供するアヴネットのグローバル設計チームと共同開発を行った日本初のメーカーとなります。 日本市場の要求が反映された今回の電源モジュールは、アヴネット設計のミニ・モジュール・プラス開発システム用電源として、アヴネット・インターニックスが7月より販売を開始し、全世界で販売およびサポートを行います。
ザイリンクスは世界を代表するAll Programmable FPGA、SoC、および3D ICのメーカーです。FPGAは機器に実装した後でも、プログラムを変更することによって回路を再構成できる特徴から産業機器分野などで広く使用されています。 アヴネットEMは、ザイリンクスのチップをコアとした多種多様な評価ボードや評価キットの設計と製造、そしてリファレンス・デザインに関して、ザイリンクスと25年にわたり協力関係を続けており、全世界での販売・技術サポート体制を提供しています。日本市場においては、2005年にアヴネット ジャパンを設立し、技術マーケティング、流通販売、サポート業務を行っています。
一方、ロームは、電源ICをはじめとしたアナログ回路技術で高い実績を誇るとともに、周辺部品であるディスクリート部品も高品質製品を豊富に取り揃えています。加えて、国内外において充実した品質サポート体制を有しており、近年は産業機器分野を重点市場として位置づけ、当該分野向けに様々な製品開発や拡販活動も行ってまいりました。
ロームの電源モジュールボードには、ザイリンクス7シリーズFPGAが必要とする高速過渡応答性に優れたH3RegTMテクノロジーを採用した電源IC「BD95601MUV」と「BD95602MUV」が搭載されています。入力電圧12Vから、FPGAが必要とする厳しい電圧精度仕様を満たす8種類の電源電圧を生成し、起動時の電源シーケンスにも対応しています。 また、過渡応答が高速であるばかりでなく95%という高効率を達成しており、パルススキップ動作によって軽負荷時にも高効率を維持します。
高性能で最適化されたロームの電源モジュールボードとアヴネットの評価キットを組み合わせることで、ユーザーは設計の負荷を軽減することができ、市場投入までの時間を短縮することができます。
