業界初* 大型曲面カバーガラスに薄型ガラスセンサーを貼り合わせた車載向けカバーガラス付き静電タッチパネルを開発
2020/03/11
SMK(株)
当社はこのほど、車載ディスプレイ向けに、ガラスセンサーを用いた、大型曲面カバーガラス付き静電容量方式タッチパネル「CapDuo Touch®-S」を開発しました。
自動運転の実用化に向け、コックピットに表示させる情報量が増加しており、センター・インフォメーション・ディスプレイ(CID)の標準搭載に加え、メータークラスターのディスプレイ化も進んでいます。これに伴い、CIDとクラスターを一体化したTwo-in-oneディスプレイの需要も高まっております。
当社は、これまで培ってきた貼合技術を活かし、1枚の大型で曲面状のカバーガラスに左右2枚の薄型ガラスセンサー(厚さ0.4mm)を貼り合わせたTwo-in-one構造の製品を開発しました。曲面ディスプレイには通常、曲面加工のしやすいフィルムセンサーが使用されますが、本製品ではガラスセンサーを採用することで、車載環境における信頼性の向上はもちろん、偏光サングラス着用時に見られる虹見えを防止し、良好な視認性を実現しています。また、曲面カバーガラスの採用により、ディスプレイと車内デザインとの一体化に貢献します。ガラスセンサーにはCapDuo Touch®を採用。1枚のガラス両面にX,Yセンサーを各々形成したブリッジレス構造のため、良好な見栄えも確保します。
当社は今後も、ますます多様化、高度化していく車載ディスプレイ市場のニーズに応え、SMKならではの付加価値を付けた製品の開発を進めてまいります。
*当社調べ 車載向け12インチを超える大型曲面カバーガラス付き静電容量方式
タッチパネルにおいて
※CapDuo TouchはSMKの登録商標です。
【主な特長】
1) CIDとメータークラスターを一体化したTwo-in-one構造
2) 大型曲面カバーガラスに薄型ガラスセンサーを貼合
3) ガラスセンサーにはブリッジレスのCapDuo Touch®を採用
4) 偏光サングラスに対応(着用時虹見え、ブラックアウトなし)
5) 高信頼性(車載スペックに対応)
【使用用途】
センター・インフォメーション・ディスプレイ(CID)、メータークラスター等
◆リリース詳細はこちらをご覧ください≫≫≫大型曲面カバーガラス付き静電容量方式タッチパネル「CapDuo Touch®-S」を開発
