Baslerラインスキャンカメラシリーズのracer 2にracer 2 S(画素数:2K/4K)が新登場。Cマウントレンズ、ラインスキャンカメラ専用のLED照明を含め、システム構築に必要なものもワンストップで揃うなど、一般的な撮影用途への活用が期待されています。

(2024年10月29日、ドイツ・アーレンスブルク発)このほど、コンピュータービジョン機器のリーディングカンパニーBaslerは、ラインスキャンカメラシリーズracer 2の製品ラインナップを拡充し、29mm×29mmのコンパクトなボディでありながら、お手頃価格を実現するracer 2 S(全12モデル)を発表しました。Gpixel社製GL3504(画素数:2K/4K、最大ラインレート:172kHz)搭載し、各種インターフェース(GigE、5GigE、CXP)、モノクロ/カラーを選べるほか、ボタン一つでムラのない均一な画像が撮影できるシェーディング補正機能を内蔵していること、さらに省スペースかつ軽量で設置場所を選ばないこともその大きな特長。しかも、照明、レンズ、PCカード、ケーブルをはじめとする完全互換のアクセサリー、pylon Software Suiteの画像処理ツールやpylon AI画像解析ツールと組み合わせることで、抜群のコストパフォーマンスを誇るビジョンシステムを素早く簡単に構築できます。

なお、racer 2 Sは、高速で動く物体や細長い物体の撮影に適しており、主な用途としてベルトコンベヤー上を流れる貨物の仕分け、医療用アンプルの外観検査、線路の保守点検などがあります。