SORACOM LTE-Mに対応したXGシリーズの通信ボードFutureNet OB-SM発表のご案内
『FutureNet OB-SM』とSORACOM Air for セルラー plan-KM1(LPWA)※1を利用することにより様々なSORACOMのプラットフォームサービスを利用することができます。それにより、お客様がサーバー環境を用意せずとも取得したセンサデータの可視化が可能です。
同時に、金属筐体に組み込んだ筐体一体型モデルFutureNet XG-M50/SM(以下FutureNet 省略)、電池搭載可能な防水筐体に組み込んだFutureNet XG-P50/SM(以下 FutureNet 省略)をリリースし、お客様のセンサをいち早くIoT化させます。
XGシリーズは、電池入力や小型のソーラーバッテリーだけで動作させることを目的としてスリープ動作をさせることができます。シリアル通信の受信や接点入力をトリガー起動にしたり、タイマーで自律的に起動したりすることができます。
マイコンOSはNuttXを搭載し、当社作成部分の機能はオープンソースとして公開することで、お客様による機能の拡張・追加開発を可能にします。
また、各種EMC等の規制・認証を取得して機器の信頼性を高めております。
なお、NTTドコモLPWAにも対応しておりますので、キャリアに応じたLPWA対応が可能となります。
7月2日(火)開催のSORACOM Discovery 2019に弊社機器を出展いたしますのでお立ち寄りください。
※1 「SORACOM Air for セルラー plan-KM1(LPWA)」は株式会社ソラコムの登録商標です。
≪XGシリーズの特長≫
・通信モジュールの載せ替えが可能
XG-B50は通信モジュールを載せ替えることが可能です。 お客様の用途に応じて多様な通信方式に対応できます
・小電力通信用のマイコンボードを搭載
通信頻度、環境によっては電池入力だけでも動作できます。その他にもシリアル入力でスリープから瞬時に起動することができる等、Linux製品ではできない俊敏性と小電力を実現しました。LPWAの力を最大限に発揮できます。
・マイコンOSのオープンソース公開
また、マイコンOSはNuttXを搭載し、弊社にて動作保証いたします。NuttXはPOSIXライクなAPIに対応したOSで、使用感がLinuxに近いため、Linux経験者の方は開発しやすいマイコンOSです。また、弊社作成部分の機能はオープンソースとして公開しますので、お客様による自由な開発(作り込み)が可能です。
※今後、下記開発者向けサイトに公開する予定です。
http://wiki.centurysys.jp/
≪XGシリーズの利用イメージ≫
・SORACOMサービスのみでデータの可視化を実現
SORACOM Harvestを利用して、SORACOM側でデータ収集や蓄積、データの確認やグラフ作成を行い、センサデータの可視化を行います。また、データをダウンロードし、お客様のデータ分析基盤に連携します。それにより、SORACOMのサービス利用だけでセンサデータ の可視化を実現できます。
・SORACOMサービスを利用したクラウドサービスとの連携
SORACOM Funnelを利用してクラウドサービスに直接データを送信することが可能です。お客様のクラウドにデータを収集して蓄積・解析等お客様のニーズに合わせたデータ加工を実現できます。
≪価格、販売等≫
OB-SM XG-B50+OB-SM XG-M50/SM XG-P50/SM
・価格:オープンプライス
・販売開始:2019年夏
XGシリーズ添付品等
・標準添付:製品保証書
・ダウンロード提供:製品導入ガイド
・オプション(別売):
取付マグネット
縦置き台(VTK-1)
DINレール(DBK-1)
AS用ACアダプタセット(FutureNet AS-250/M250/P250シリーズと兼用)
温度拡張版ACアダプタ(FutureNet AS-250/M250/P250シリーズと兼用)
外付けアンテナ(XG-B50、XG-M50シリーズのみ
※モバイル通信を行う際には外付けアンテナ(別売)と回線契約が別途必要です。外付けアンテナは用途(室内利用、屋外利用等)に応じて各種の製品が選択できます。製品、外付けアンテナのご購入、およびモバイル回線のご契約については弊社もしくは弊社代理店様にお問い合わせください。
